久しぶりに涼しい西岡公園です。木の茂みに今年生まれの鳥たちが集まってピーピーチーチー鳴いています。
ツツドリの「ポポ...ポポ」という声も聞こえています。
まだ親鳥からお世話をしてもらっているのでしょうか?
そんな西岡公園では「おさんぽガイド」がありましたよ。
シナノキに白い花がたくさんついています。
みなさんで花のつくりや苞を観察しましたよ。
シャクジョウソウが土からニョッキっと出ています。
キノコのような不思議な形と色ですが、これは植物です。
花が咲いていましたよ。
鏡越しに花の中を観察してみましたよ。
シャクジョウソウは「菌従属栄養植物」といって光合成しないで菌類の菌糸から栄養を奪って生きる植物です。
光合成しないので緑色の色素を持っていません。
花を咲かせる時まで地面の下に生きているのでなかなか目につきません。
パーゴラ広場の川沿いではホザキナナカマドが見頃です。
街路樹でおなじみのナナカマドの仲間ですが、赤い果実はつけません。
羽化したてのノシメトンボがいました。
ケースに入れて観察しましたよ。
モノサシトンボが草にとまっています。
森の中でみられることが多いです。
ほかにもコオニヤンマやホンサナエを観察しましたよ。
イチヤクソウが咲いていますよ。
西岡公園でみられるイチヤクソウの仲間では一番最後に咲きました。
オオウバユリの花が満開です。
トリアシショウマも咲きました。
湿原ではクサレダマの黄色い花がちらほら見られるようになりました。
キツネノボタンも湿ったところが好きな植物ですよ。
キツネノボタンの金平糖のような形の果実も見られます。
ナニワズの赤い果実がピカピカしています。
別名「夏坊主」の名前の通りもう葉が一枚もついていませんでした。
ルイヨウボタンの緑色と少し熟して青みがかった果実もありました。
園路沿いや草地など園内のあちこちでウツボグサが咲いています。
ほかにも、オオマルバノヤマホロシ、ミツバ、オトギリソウ、ヤブハギ、ハエドクソウ、クサフジ、ノリウツギ、カタバミ、シロツメクサ、アクシバ、イケマ、ツルニガクサ、ドクゼリなどの花が咲いていましたよ。
ウツボグサの咲く広場を散策していくと、笹藪から日陰の園路に出てきたクロツグミに出会えました。
くちばしにいっぱい虫をくわえていましたよ。
ほかにもオシドリの親子連れやウグイスにも出会えました。
鳥たちは子育てしている季節なんですね。
久しぶりの涼しい園内のおさんぽガイドでしたね。
次回は再来週です。
参加された皆様、ガイドボランティアの皆様ありがとうございました。
園内をのんびりお散歩するのは心がリラックスしますよ。
たくさんの人と自然の不思議や感動を分かち合いながら歩くと、それはもっと楽しくなるかもしれません。
多くの人の目で観察すると発見も多くなります。
西岡公園ではイベント「おさんぽガイド」が定期的に開催されていますよ。
ご自分で自然散策する時のヒントにもなるかもしれませんね。
ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか?
7月から10月は、隔週金曜日の開催になります。開催時間は各回とも、13時から15時です。
小雨決行ですが、強風時は中止になります。
開催か判断に迷ったときは、当日の10時以降に管理事務所に電話でご確認、またはホームページでご確認下さい。
おさんぽガイドのチラシ こちらからもどうぞ。↓↓