「西岡ヤンマ団」入団式

5月25日西岡公園では2025年のヤンマ団の入団式がありました。

今年は新入団員も入ってくれてヤンマ団の活動がスタートしました。

講師陣より、団員のトレードマークのオレンジ色の帽子や、トンボの写真に自分の名前入りの缶バッチが授与されましたよ。

ヤンマ団の団員の小学生たち

ヤンマ団の団員たちは久しぶりに顔を合わせました。

ちょっぴり緊張しながらも、今年の目標がある団員もいて、みんな張り切っています。

スタッフの話を聞く団員

今年もトンボ研究会の講師陣を迎え、専門的な知識にも相談に乗ってもらえます。

心強いですね。

ますますパワーアップしそうな予感です。

トンボの幼虫、ヤゴたち

みんなは野外調査が大好き。

でもこの日、外は雨...。

みんな、しょんぼりです。

前もって雨に備えて、講師の先生たちが用意してくれたヤゴを見せてくれていましたよ。

トンボは幼虫時代は水の中ですごしています。

幼虫時代は数か月のものから8年くらいのものまで、トンボによって様々です。

そんなお話もしてくれました。

ヤゴの羽化殻標本を作る団員達

トンボの幼虫(ヤゴ)が水から上陸してトンボになるときに、脱ぎ捨てた抜け殻(羽化殻)をそっと拾ってきたものは整えて標本にすることができます。

この日は室内で、羽化殻の標本を作る練習をしました。

まず、羽化殻をそっとお湯につけましたよ。

標本を作る親子

足などの関節が柔らかくなったら形を整えます。

これでかっこいい標本になりますよ。

形が整えられた羽化殻

形が整えられてかっこよくなった羽化殻です。

ポーズの見本は、講師の先生の作った羽化殻標本です。

このまま乾燥したら出来上がりですよ。

撮影の練習をする団員達

ヤンマ団はトンボ採りだけを楽しんでいるわけではありません。

ヤンマ団が始まって以来、積み重ねられた貴重なデータを、今後も記録し続ける使命を担っています。

以前はたくさんいたのに最近少なくなったトンボや、逆のパターンもあります。

環境の変化とトンボ相の変化に何か因果関係があるのか調べる手掛かりにもなります。

調査活動は自然を守ることにもつながります。

本来の人の心の中に自然と備わっている、自然のお世話をしたいという愛情「スチュワードシップ」(自然資源や生態系保全のための倫理および規範として論じられている)が開花する人は、子ども時代の自然とかかわる体験がカギを握っているという研究もあります。

卒業生スタッフ

ヤンマ団の卒業生はスタッフとして今も手伝ってくれていますよ。

みんなトンボと西岡公園の自然を愛する仲間です。

ヤンマ団のみんなはすでにそんな心を持っているんだろうな~。

そんな調査活動には採集したトンボの種類を特定すること(同定)が必要です。

それには、実物を見るか、写真や、標本が必要ですよ。

今回は講師の先生がトンボの撮影の方法のアドバイスをしてくれました。

同定のための写真を撮るは難しく、特定の部位がきちんとを撮影されていて、ピントが合っていることが重要ですよ。

実際に家族の持っているカメラやスマホで練習もしてみました。

みんな撮影は成功したかな?

 

来月のヤンマ団は、きっと晴れますように!!

 

講師の先生、卒業生スタッフのお兄さんたち、そして保護者の皆様

ありがとうございました。