西岡公園の湿原にはミゾソバやアキノウナギツカミのピンク色が咲き、秋らしくなってきました。
園内をゆっくり歩きながら自然を楽しむイベント、「おさんぽガイド」がありましたよ。
ゴマナがポツポツ咲いています。
エゾトリカブトが鮮やかです。
ヤブマメも他の草に絡みつきながら咲いています。
果実はキヌサヤを小さくしたような形でかわいいですよ。
ツリフネソウが湿原にたくさん咲いています。
果実もたくさん付いていました。
熟したものを指でつまむとパチンと弾けて中から種が飛び出しましたよ。
膨らんだ果実をパチンパチン弾けさせて楽しみました。
ツリフネソウの学名は「我慢できない」という意味があるそうですよ。
果実に触った瞬間にパチッとはタネをはじき出す性質からでしょうか?
「ホウセンカみたいだねー」という声も聞こえていましたよ。
なるほど同じツリフネソウ科ですね。
湿原などの湿ったところには、ミゾソバや、アキノウナギツカミがたくさん咲いています。
センボンヤリの閉鎖花も観察出来ましたよ。
閉鎖花とは、つぼみのように開かずに内部で自家受粉する花です。
センボンヤリ(千本槍)は閉鎖花の花茎と閉鎖花が毛槍のようにみえることからだそうです。
このセンボンヤリは春には小さな白い花(開放花)を咲かせていましたよ。
西岡公園では他にも、スミレ、フタリシズカ、ミゾソバなどが閉鎖花と開放花の両方を付けますよ。
花は、他にもハエドクソウ、ハンゴンソウ、ヨツバヒヨドリ、カノツメソウ、ヤマハギ、コシロネ、ハッカ、ノリウツギ、ヤマハハコ、カリガネソウ、ヤマホロシ、ゲンノショウコ、オオアワダチソウ、ハンゴンソウ、アキノキリンソウ、オオバセンキュウ、キンミズヒキ、エゾリンドウ、ウツボグサ、アキノギンリョウソウが咲いていましたよ。
ツクバネソウのツヤツヤの黒い果実も実っています。
クルマバソウの果実はヒッツキむしになっていましたよ。
ひっつきむしとは虫ではなくて、人の服や動物の毛にくっつく構造を持った植物の果実のことです。
くっついて運ばれて種子散布をしますよ。
クルマバソウの果実を拡大してみると棘の先がフックのようになっていますよ。
ガガイモの果実は熟すと中から長い毛の生えた種が出てきて風にふわふわ飛んでいきますよ。
ハイイヌガヤの実は2年かけて熟します。
コヤブタバコもひっつきむしですよ。
こちらは果実の先にネバネバしたものが付いていてそれでくっつきますよ。
ニホンカナヘビ
様々な形のキノコがありましたよ。
他にも、ナツアカネ、マユタテアカネ、ノシメトンボ、アキアカネ、オオルリボシヤンマ、クロヒカゲ、エゾゼミ、ブライアシリアゲ、カンタン、エゾエンマコオロギ、エゾマイマイ、サッポロマイマイ、キマダラオオナミシャク、キボシアシナガバチの巣などの虫たちの観察もしましたよ。
鳥は、池にいるカイツブリ、マガモを観察しました。
草地には、今年生まれのニホンカナヘビたちがたくさんいました。
コオロギも草地にたくさんいて、みんなでしばし童心に帰って捕まえたりして遊びましたよ。
他にもツチガエルがピョンピョン跳ねていました。
参加者の皆さま、ガイドボランティアの皆さん、お疲れ様でした。
楽しかったですね。
ありがとうございました。
ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか。
7月から10月は、隔週金曜日の開催です。
開催時間は各回とも、13時から15時です。
小雨決行です。
荒天などで中止の場合は当日11時までにホームページや園内の掲示板でお知らせいたします。
おさんぽガイドの日程についてはこちらからもどうぞ↓↓↓