西岡公園のボランティア「植物調査の会」は、植物の調査を始めて、今年で6年目になります。西岡公園の今ある植物の記録を標本として記録に残す活動を続けています。
今年度までに標本にした植物の種類は、364種。西岡公園の植物の記録(521種)の
2/3にもなりました。
今までは、札幌市博物館活動センターに、仮に収蔵させてもらっていましたが、今日5年分の標本を、標本庫に納めてきました。
博物館活動センターの植物の標本庫には、↑このような棚が10個以上並んでいます。
それぞれの棚に、科ごとに標本が収められています。部屋の中が、棚でいっぱい!!
という感じです。この中全てに標本が入っているかと思うと・・・・驚きです。
西岡公園の標本も、科ごとにまとめて、まずその科が入っている棚を探し、
さらに棚の中から科の場所を探し、そして種まで辿って、標本を納めていきます。
学名順に並んでいるので、探すのがかなり大変でしたが、標本庫に私たちの
標本が納められるんだなぁ~と思うと、感無量でした。
6人で1時間半ほど作業をして、無事すべての標本を、標本庫に納めることができました。活動の節目となる、記念すべき一日となりました。
札幌市博物館活動センターの標本庫は、連絡をしたら誰でも見ることができる
とお聞きしています。もし興味がある方は、ぜひ見に行ってみてくださいね。
また、西岡公園植物調査の会は、春から6年目の調査に突入します。
目に付く植物は、ほとんど標本にしたので、これからはイネ科やカヤツリグサ科、シダ植物など・・・・どんどん同定しづらい種に突入していく予定です。
新メンバーも募集中です。顕微鏡を使っての同定は、野外での植物観察では見られないような、植物の繊細で美しい姿を見ることができます。また、植物を押し葉にして、標本にしていく過程でも、様々な学びがありますよ。
興味がある方は、ぜひ西岡公園管理事務所(011-582-0050)までご連絡ください。