今日の西岡公園は昨日の雨も上がり、涼しくなって爽やかなお散歩日和です。
草地ではアキアカネ、マユタテアカネなどの赤く色づいたトンボたちがたくさん飛んでいました。
池ではカイツブリが盛んに潜水して魚をくわえて水面に上がってきたところなども見られましたよ。
木道からハッカの薄紫色の花が見えました。スーッとする芳香のある多年草です。
ガマの花穂を見つけました。熟すと中から綿毛のついた小さい果実がフワフワと風に運ばれていきます。
青く光るハンノキハムシがいました。7mmから8mmくらいの小さい甲虫です。成虫も、幼虫もハンノキなどの葉を食べます。
ハムシは葉を食べる甲虫で、日本では660種ほどが知られています。
美しい色をしたものが多いので葉上の宝石などと言われています。
果実のように見えますがなんでしょう。
ヨモギの茎の一部が膨らんでいます。
ヨモギクキコブフシです。
これは「虫こぶ」と呼ばれていて中にはヨモギクキコブタマバエの幼虫が入っています。
ヨモギの茎に虫こぶを作るので、「ヨモギクキコブフシ」。
7月下旬~9月下旬に成熟した幼虫は、虫えい内でさなぎになった後、羽化します。
秋までに蛹化しなかった幼虫は虫えい内で越冬します。
では、こちらは何でしょう?
これも虫こぶです。ハンゴンソウハナタマフシです。
ハンゴンソウの花にハンゴンソウハナタマバエが1センチくらいの玉状に虫こぶを作ります。
虫こぶの名前のつけ方には統一されたものがあります。それは植物名 + できる場所 + 形+ フシ(えい)の順序で付けられることが多いです。
虫こぶは奥の深い世界のようです。西岡公園でも時々目にすることが出来るので探してみませんか?
虫こぶとハムシのハンドブックです。西岡公園公園の管理事務所にて販売中です。
もっと知りたい、他にはどんなものがあるんだろう?という疑問に答えてくれます。
いろいろな発見がたくさんの西岡公園です。
皆様のお越しをお待ちしております。
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