4月9日、おさんぽガイド開催しました。

今年度初のおさんぽガイドが開催されました。

ボランティアさんから管理事務所でフキノトウと、ミズバショウのお話をしてもらってから散策開始です。春の雪が降るようなここ数日でしたが、今日は晴れてくれました。園内にはミズバショウ、フクジュソウ、ナニワズなどが咲き、池には水鳥たちが戻って来ています。キンクロハジロ、カイツブリ、オシドリ、コガモ、マガモをゆっくり観察できました。落葉樹の枝に並んだ冬芽もまだまだ観察を楽しめました。マヒワとベニヒワの群れがだんだんと近づいてハンノキの種子を一生懸命食べていました。皆さんはそのきれいな色と愛らしさをたっぷり楽しみました。

オノエヤナギ

オノエヤナギ。咲くのはこれからのようです。

エゾヤナギ

エゾヤナギ。黄色く見えるのは雄花が咲いているからです。そのほかにもバッコヤナギも咲いていましたよ。ヤナギの花が咲くと虫や鳥が蜜や花粉を求めてやってきます。その姿を観察するのも楽しみですね。

オオバボタイジュの冬芽

オオバボタイジュの冬芽。赤くてつやつやしています。

アオダモの冬芽

アオダモの冬芽。艶消しのグレーです。

ニガキの冬芽。げんこつみたいな形が特徴です。

タマゴケ

タマゴケ。コケも生き生きとしています。この季節は特徴的な丸い胞子嚢が観察できます。

ササウオフシ

なんだと思いますか?ササの茎についていました。

植物の葉にコブが付いていたり、芽が異常に膨らんでいたりしたものを見たことがありませんか?これは虫こぶ、虫えい、などと呼ばれています。

写真の魚のような形をしたものは虫こぶの仲間でササウオフシといいます。ササウオタマバエという昆虫がササの芽に卵を産みつけて、幼虫が入り込み虫えいを成長させます。冬を越したのちに春に羽化します。森の中には面白いものがたくさんですね。今日も皆さんはたっぷりと楽しまれたと思います。

 

参加された皆さま、ガイドして下さったボランティアの皆様、お疲れ様でした。

 

さて次回の「おさんぽガイド」は4月16日(金曜日)午後1時からの予定です。今回同様事前申込・先着15名とさせていただきます。

~4月16日(金曜日)おさんぽガイド~

参加費:100円(保険込)

時間:13時~15時

申込:事前にお電話(011-582-0050)いただくか、管理事務所へお越しいただき窓口にてお申し込みください。

定員:先着15名

服装:まだ肌寒いので防寒対策をお勧めします。帽子。歩きなれた靴。飲み物など。マスクはご持参ください。

雨天中止ですが少雨決行いたします。雨天中止の場合は当日10時までに決定し、HPや公園掲示板でお知らせ致します。

 

スタッフやガイドもマスクを着用し、マイクを使用する場合があります。

参加される方にもマスクの着用、咳エチケット、距離をとっての会話を行うなど感染防止策をお願いいたします。