今年のトンボ、いつまで見られる?

30日の水源池

今日の西岡公園は、小雪が舞う寒い一日でした。
木々の葉もだいぶ落ちて、今年の紅葉の見頃も終わろうとしています。
今はザクザクの落ち葉を踏みながら歩くのが、楽しいですね。

さて、この時期の西岡公園(特にヤンマ団の子ども達)の話題に上るのが、
「今年のトンボはいつまで見られるか?」です。
1湖沼におけるトンボの種類が一番多い西岡公園では、5月から11月まで多様なトンボを見ることができます。
こんなに寒くなっても、生き残っているトンボがいるんです!

北海道で晩秋まで見られるトンボは、「アキアカネ」と「キトンボ」です。
アキアカネはよく見るアカトンボなので、皆さんご存知だと思います。
キトンボ
写真:平塚和弘
そしてキトンボは、このようにオレンジのハネがとても美しいトンボです。
寒さが厳しい時期は、晴れた日に木道の上や木柵の上で、このようにハネを広げて、体中で日を浴びている姿をときどき見かけます。

北海道トンボ研究会の会報によると、道内の終見日は、
アキアカネ・・・・11月24日
キトンボ・・・・11月14日
です。
これより後に見つけたら、道内の終見記録の更新!になります。
11月は、トンボの姿を探しながら森を歩いてみませんか?
そして、もし終見日の後にトンボを見つけたら、ぜひ管理事務所に教えてくださいね。

ちなみに、アキアカネは個体数が多いから晩秋まで残る個体がいるようで、キトンボは寒さに強い種だから晩秋まで見られるそうです。
キトンボは、雪の上に止まっている写真もあるそうですよ。