8月30日　西岡公園

先週の台風によって水量がやや増えた西岡公園ですが、

ここ数日の晴れ間で平常時の水位に戻りました。

と思いきや、また今夜は大雨の予報ですね。

夏と秋の狭間の西岡公園は、花の終わりと結実、

昆虫シーズンのピークが過ぎ始めていることを感じます。

そんな今日の西岡公園

まずは、よく見るひっつきむし

ヤブハギ（やわらかいフック型）

やわらかいフックが無数にあって、公園散策をすると服のどこかにひっついています。

ノブキ（粘着型）

棍棒状の果実の先の突起がねばねばしています。

どちらも動物にくっついて遠くまで運んでもらおうという執念を感じます。

きれいな花を見せてくれているのは

キツリフネ

袋状の花の中にハチが頭を突っ込んでいる様をまれに見かけます。

果実は時期が来ると「ぱーーーっん」と弾けて種子を飛ばします。

仲間のツリフネソウも「ぱーーーっん」と弾けます。

特に危なくないのでご安心を。

キツネノボタン

右に見える球状のものが果実（集合果）です。

トゲっぽいものひとつひとつが果実です。

ちなみに有毒な植物なのでご注意を。

ミゾソバ

ウシノヒタイの異名を持つミゾソバですが、花がとてもかわいらしく、

群生しているので見ごたえがあります。

木道にはカエルの鳴き声が響き

これから降る予報の雨を予感させます。

道中カナヘビも数匹見かけました。

今日見た昆虫は・・・

ヒメキマダラヒカゲ

ミゾソバにとても似合ってました。

園内では良く見かけるチョウで、９月のはじめまではその姿を見せてくれるはず。

ハナムグリ

お腹にはモフモフと毛が生えています。

色味が絶妙ですね、モダンです。

ちなみにほとんど毛が無いのがアオハナムグリ。

スジグロシロチョウ（♀）

羽を広げて尾を立てている状態は「交尾拒否」という意思表示らしいのですが・・・

最終的にはオスも横でアワダチソウの蜜を吸い始めていましたが、

交尾に関しては結構しっかり拒否されていました。

これから台風が来ます。

台風が過ぎると、大なり小なり水辺の環境の変化を観察出来そうですね。