7月22日は、待ちに待ったカルチャーナイトの日!
近所の子ども達も、大手を振って夜更かしをして、夜の公園を思いっきり楽しめる一日です。
管理事務所は、この日を待ちわびた大人や子どもで賑わいました。
西岡公園では、4年ほど前から、「野生動物を研究している専門家による展示と
お話がいつ来ても聞ける!」スタイルでやっています。
今年も5人の若手専門家の趣向を凝らした展示と楽しいお話を聞くことが出来ました。

1人目は、エゾリスの個性と都市適応を研究している内田健太さん(北海道大学環境科学院)。
去年「いきものわくわくトーク」でも、楽しいお話を聞かせてくれたこともあり、
子ども達からも「ウッチーが来た!」と大人気で、常に人だかりができていました。
内田さんは都会のリス暮らしを研究しています。今回は、リスの行動を調査するときに使う
様々な調査機器を持ってきてくれました。
中にはキツネの剥製(ホンドギツネのケンタくんだそうです)なんかもあり、
見る人を楽しませてくれました。
内田さんは現在クラウドファンディングにも挑戦中だそうです。
やさしい語り口の中にも、熱い気持ちが伝わってきました。がんばってくださいね!
こちらは、サケの仲間の専門家の福井翔さん(北海道大学環境科学院)とウグイの専門家の渥美圭佑さん(同左)。
わざわざこの日のために用意してくれた魚の生態展示や、それぞれの調査についてお話してくれました。
渥美さんは、「ウグイは婚姻色(繁殖期に現れるからだの色)をオスもメスも出すのはなぜだろう?」という疑問から、
オスとメスのお見合い実験をやっているそうです。西岡さかな組の隊員やOBの高校生が熱心に話を聞いていました。
一番奥には、3年連続出場の福田洋之さん(北海道大学理学院)。
ショウジョウバエの専門家でありながら、ヤンマ団スタッフとして子ども達に不動の人気を誇る、もはやアイドル的な存在です。
福田さんは、色々な場所に住むショウジョウバエを顕微鏡で見せてくれました。
福田さん大好き!な子ども達はもちろんのこと、ショウジョウバエ愛を感じる詳細な解説は、大人の皆さんをもひきつけていました。

最後は毎年恒例、カエルの専門家である高井孝太郎さんといく「ナイトウオッチング」です。
19時~と20時30分~の2回実施しましたが、どちらも定員をはるかに越える盛況ぶりでした。
夜の公園は、歩くだけでもなんだかドキドキ!
夕暮れの中、コエゾゼミの羽化を見たり、ササの花を見たり、いつもの西岡公園のはずなのに、
暗闇の中だとなんだかとっても新鮮!
暗闇の中カエルを捕獲する高井さんの姿をみんなで見学して、捕まえたカエルの胃内容物を観察しました。
今年の参加者はなんと105人。
たくさんの人で賑わいました。
参加した皆さんもみんな笑顔でしたが、講師陣も我々スタッフも、とっても楽しい一夜になりました。
参加した皆さま、講師の皆さま、本当にありがとうございました!
また来年も、楽しい一夜を過ごしましょう♪