植物の会では、札幌市の許可を得て植物を採集し、札幌市博物館活動
センターに標本を収蔵する活動を行っています。
今日は、オオツリバナやキンギンボクの標本採集を計画しました。
雨が心配される中、総勢8名の参加です。
もちろん、今が旬の花々を見つけるのも楽しみです。
最初にその名を告げたのは、ササバギンラン。
ササのように大きい葉が特徴です。次に見つけたのはミヤマ
ナルコユリ。
この写真だけでは、図鑑のオオアマドコロやオオナルコユリと区別がつきません。
目的のオオツリバナですが、ササやぶの中です。
新聞紙の大きさに収まるように採取します。
こんなササやぶの中でもギンランを見つけました。

3か所に散らばっているを欲張ったため、探すのが大変かもしれません。
キャンプ場近くから木道に戻り、展望台を目指します。途中クマイザサの花が
目につきました。ササは花がつくと枯れるといいます、竹もそうですね。
そうすると再来年には草花が活躍することになるのでしょうか?
木道展望台への眺望です。ヨシやオオカサスゲ、(カヤツリグサ)
トクサ、ハンゴンソウ(奥)など湿生植物が繁茂しています。
手前の大きな葉はミズバショウです。こうしてみると、ヤナギの繁茂も
気になりますね。
さらに東側木道から自由広場を山沿いに北側パーゴラ広場に向かいます。
ヒトリシズカとフタリシズカ。ヒトリシズカの葉の照りが特徴的です。
こちらがフタリシズカ
サイハイランは花の形が采配に似ることかららしいです。
目的のキンギンボクです
白い花と黄色い花が入り混じって、金と銀に見立てる。日本人らしい見立て?
でしょうか。こちらも一部を標本として採集して今日の会を終えました。
雨にも降られず、まずまずの一日でした。