ヤンマ団&さかな組~報告会を行いました!

ヤンマ団発表

14日から円山動物園で開催している「西岡公園自然調査報告展~ヤンマ団&さかな組活動の記録」に関連して、同会場で子ども調査員による報告会を行いました!

ヤンマ団とさかな組は、1年間の成果をそれぞれに1枚のポスターにまとめて
報告展で展示していますが、今回の報告会ではスライド使って、1人ずつを調査の成果を発表しました。

さかな組

まずはさかな組の発表です。
4~6年生の9名が、とてもしっかりと充実した内容で発表してくれました。
今年のさかな組では、魚はもちろんのこと、カワシンジュガイやカエル、湿生植物など
西岡公園の水辺の生きもの全般を調査しました。
それぞれの隊員が、楽しかった調査や好きな生きものについて発表してくれました。
特に6年生の隊員2人の合作「7年間の比較で気付いたこと」は大作でしたね。
7年間の魚類の変化から、「なぜウキゴリが増えてウグイ属が減ったのか」を考察しました。
折れ線グラフを用いた分かりやすい説明も、さすが!でした。
継続的な調査で自分たちが感じたこと、考えたことをしっかりとまとめていて、とても分かりやすかったです。
かっこいい大人になる予感がする発表でしたよ。

ヤンマ団

ヤンマ団は、1年生~6年生の総勢18名で、にぎやかな発表でしたね。
ヤンマ団は何と言っても個性豊か!そして・・・・マニアック?でしょうか。
トンボの顔をたくさん写真にとって比べた団員、大型種の行動をビデオにとって観察した団員、
学校に行く前に朝のトンボの様子を観察した団員など、子どもたちの着眼点のユニークさが光りましたね。
中でも、「モノサシトンボはものさしになるか?」を研究した団員の発表は、印象に残った方も多かったようです。
「4,5,6節目は、それなりのものさしになる」という結論にも、個性が光りました。

 

ポスターセッション

報告会終了後は、こども調査員が自分のポスターの前で解説する「ポスターセッション」を行いました。
ちょっと恥ずかしがりながらも、自分のポスターの前で一生懸命説明してくれました。
自分がおもしろいと思ったことを人に伝えるのは、なかなか難しかったと思いますが、
人に伝える難しさは、大人になった今でも感じるものです。
でもみんなの言葉で伝えたことは、たくさんの人にきっと届いたはず。
一年間の集大成として、本当に良い報告会でしたね。
発表を聞いてくれた皆さま、本当にありがとうございました!
そしてヤンマ団とさかな組のみんな、保護者の皆さま本当にお疲れ様でした!

私たちスタッフは、 ヤンマ団とさかな組の活動を通して、調査員である子どもたちが
たくさんの生きものと友達になり、その生きものの魅力をみんなの言葉で、
たくさんの人に伝えてほしいと思い、報告展と報告会を開催しています。
みんなが西岡公園の自然を大事に思う気持ちが、西岡公園の自然を守ると思います。
そして子どもたちには、この活動を通して、好きなことに夢中になる経験が少しでもできるといいなぁと願っています。
もう春はすぐそこまで来ています。来年度の調査も楽しくがんばりましょうね。

スマートボール

報告展は、28日まで円山動物園で開催しています。
調査報告はもちろんのこと、今年は子どもたちが作ったオブジェも充実しています。
↑このスマートボールも大人気!絵を描いたヤンマ団とさかな組の子どもたちも夢中になって遊んでいましたよ。
子どもたちの思いがいっぱい詰まった報告展を、ぜひぜひ見に来てくださいね。
皆様のお越しを、心よりお待ちしています!