【さっぽろまちづくりガーデニング講座】最終回「札幌の‶みどり“」
11月11日(土曜日)、春から全17回の連続講座として始まった「さっぽろまちづくりガーデニング講座」の最終回が豊平公園緑のセンターで行われました。
当日は札幌にも初雪の便りが届く寒い日でしたが、最後を締めくくる講座にも受講者の多くの方が参加されました。
最終回のテーマは「札幌の‶みどり″」と題して、私たちが住む札幌市の‶みどり″の現状や花と緑のまちづくりについて学びます。講師は、札幌市建設局みどりの推進部 みどりの管理課都市緑化係長の土田健一様です。
札幌市における゛みどり”づくりの歩みや計画、札幌の街の変遷、そして札幌の緑の現状を時折クイズを織り交ぜながらお話いただきました。
札幌は政令指定都市の中で公園数が最も多いのですが、区によって偏りがあり、中央区(都心部)は公園や緑が少ないそうです。
そのため、都市緑化係では都心の緑化を図る事業として札幌駅の南口にコンテナやサッポロスマイルを象ったオブジェを設置したり、札幌駅前通りや大通公園周辺等で企業と連携しながらコンテナを設置するなど様々な事業を行っていることを教えていただきました。
見慣れた風景の中にも緑に関わる色々な取り組みがされていることを知り、来シーズンはコンテナ等を気にしながら歩いてみてはいかがでしょう。
また、市民が都心の緑化事業に参加できる取り組みも推進しており、受講者の中には講座で得た知識を活かしてボランティア活動に参加してみたいという声も聞かれました。

最後に、全講座の8割以上を出席した受講者に修了証が授与され、中には17回の講座を休まず受講した皆勤賞の方もいらっしゃいました。
今回の講座で学んだことを今後のみどりのまちづくりに活かしていただけると幸いです。
みなさん、ご参加ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第16回「土づくりと堆肥」
10月28日(土曜日)第16回目となる実習「土づくりと堆肥」を百合が原公園で行いました。講師は百合が原公園主任の佐々木博一が務めました。
植物が健全に育つ環境を整えるために、「土づくり」はできれば毎年、または定期的に行いたいものです。その材料となる土、堆肥、肥料について種類や使い方について講義で教わりました。また、実際に百合が原公園で公園の管理上生じる草や落ち葉、樹木の茎など植物残渣から作っている様子を見学し、落ち葉を踏んで堆肥作りを行いました。
作物が健全に育つ理想的な、土がある程度の湿り気を保つことができてふかふかの「団粒構造」とサラサラガチガチの「単粒構造」の違い。誤解しがちな堆肥と肥料の違い。
動物由来の堆肥、植物由来の堆肥、堆肥の作り方についてなど講義で教わりました。
休憩をはさんで2時間。多くのことをしっかり丁寧に教わりました。「難しかったけれども、今までの知識を再確認することができた。」「堆肥と肥料を混同していたり、思い込みでやっていたことが沢山あることに気づかされました。」との感想が寄せられました。
脳をフル回転した後は、ちょうど紅葉のきれいな百合が原公園を歩いて堆肥場へ移動しました。
材料によって分別されている草堆肥、落ち葉堆肥の熟成している様子を、色の変化や残渣の大きさの変化を見比べました。
熟成中の堆肥は、表面の土を掘ると暖かくて湯気があがり、香りもします。
コンテナを使用しての「落ち葉堆肥」作りでは、落ち葉をしっかり踏んで空気を抜くをコンテナの高さになるまで何度も繰り返します。
こまめに踏んだり、飛んだり、跳ねて、雪虫の舞う中みなさんがんばりました。
今回作った落ち葉堆肥は、このまま積んで微生物による熟成と、コンテナ下部から侵入する虫による分解を待ち、一年後の講座受講生に出来栄えを見てもらうことになります。
堆肥作りの間も「自宅で作る時に何を混ぜるとよいか」など、熱心に質問をする姿も見られました。
今、ご自宅での冬支度中という方も多いのではないでしょうか?今回の講義を参考してくださいね。
【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第15回「秋植え球根の活用」
2022年10月21日(土曜日)、第15回目となる「秋植え球根の活用」の実習を円山公園で行いました。講師は旭山記念公園主任の岡田宗之が務めました。
今回の講座では秋に植える球根の種類や管理方法、球根の選び方などを講義形式で学び、6月に受講者の皆さんに植え込みを行い、今まで円山公園に彩りを添えてきたコンテナを秋から早春も楽しめるチューリップとパンジー・ビオラの植栽へと植え替える実習を行いました。
自主学習として夏場に2週間に1回のペースでメンテナンス(自主活動)を行ったおかげもあってか、まだもりもりと生い茂っていました。
少しもったいない気もしますが、すべて抜き取り、コンテナ内に残った根などもきれいに取り除き土壌改良として落ち葉堆肥も漉き込みました。
さあ、いよいよ秋植え球根とパンジー・ビオラの植え込みへと移ります。
チューリップの球根は葉が出る向きが決まっているので、球根の向きを揃えておくと統一感が出るそうです。公園の花壇等でよく見かける同じ方向を向いているチューリップは植えるときからのものだったんですね。
植え込み時に花を摘むことで栄養を根に集中することができ、活着が良くなります。春に行った温室前花壇の際にも教えてもらいましたね。
例年、開花に合わせて5月上旬ころにコンテナを設置していますので、気になった方は来年もぜひ円山公園に足を運んでみてください。
【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第14回目 宿根草の管理
2023年9月23日(土曜日)、第14回目となる「宿根草の管理」をテーマに百合が原公園で宿根草とはどんな植物か?や株分けの仕方を講義と実習を通して学び、講師は百合が原公園の奥野職員が務めました。
まずは植物の分類、宿根草にはどんな種類があるか、どんな状態になったら株分けを行った方が良いか等を講義形式で学び、質疑応答の場面では、ご自宅で育てているユリやプリムラ等の管理の仕方について質問が挙がっていました。

実習時間帯がちょうど雨の予報だったため、今回は残念ながら屋外での実習とはなりませんでしたが、倉庫内にて三人一組で1鉢ずつ鉢植えのギボウシを株分けしました。
まず、ポットに体重をかけ、ころころと転がしながらポットから取り出すのですが、根がカッチカチに回っていて取り出すのも一苦労な様子でした。
土を落としながらびっしりと巻いた根をほぐし、傷んでいる根やポットから外す際に切れてしまった根等を除去しながら、分かれそうなところが見えてきたらいざ株分けです。
ギボウシは手では分けられないほど固いので、剣先スコップを使ってザクザクっと株分けをしました。この時、それぞれに芽が残るようにして株分けをします。
今回は1株を3つに分けることができ、4株だったものが12株に増えました!
株数を増やすことができるだけでなく、生育も復活するので、お家やボランティア活動場所等でも株分けを行ってみてはいかがでしょうか。
【令和5年度 緑化ツタ苗補助(秋季)】申込受付中です!
※お申込みは締め切りました。
「緑化ツタ苗補助」は、ご家庭や事業所の緑化にお役立ていただける制度です。
緑化するためにツタ苗を購入する際、購入予定の半分を補助します。
令和5年9月12日(火曜日)より申込み受付開始中です。
受付期間
令和5年(2023年)9月12日(火曜日)~9月26日(火曜日)
※令和5年度秋季ツタ苗補助のお申込みは締め切りました。
申込方法
申込には「緑化ツタ苗補助申込書」と「植え込み予定平面図」の提出が必要です。次の1~3のいずれかの方法でお申込みください。また、「植え込み予定平面図」を記入の際にツタ苗の引換を希望する指定店をお選びください。
1.受付窓口で直接お申込み
植え込み延長を計測のうえ、いずれかの受付窓口へ直接お越しください。窓口にて申込書と平面図をご記入いただきます。お申込みを受理した際に「ツタ苗補助引換証」を発行致します。
※申込方法2、3についてはお申込みを受理した後、「ツタ苗補助引換証」申請者様宛に郵送いたします。
〇公益財団法人札幌市公園緑化協会(※こちらのみ郵送でも受付)
〒060-0031
札幌市中央区北1条東1丁目6番地16 ニューワンビル4階
電話:011-211-2579
【受付時間】平日の9時00分から17時00分(※土日祝日休み)〇百合が原 緑のセンター温室
札幌市北区百合が原公園210
電話:011-772-3511
【受付時間】9時00分から17時00分(※月曜日休館。月曜日が祝日の場合は翌平日休館)〇豊平公園
札幌市豊平区豊平5条13丁目
電話:011-811-6568
【受付時間】9時00分から17時00分(※月曜日休館。月曜日が祝日の場合は翌平日休館)
2.郵送によるお申込み
「緑化ツタ苗補助申込書」と「植え込み予定平面図」をご記入のうえ、下記宛にお送りください。
札幌市中央区北1条東1丁目6番地16
ニューワンビル4階
公益財団法人札幌市公園緑化協会 ツタ苗補助係
3.Eメールによるお申込み
「緑化ツタ苗補助申込書」と「植え込み予定平面図」をご記入のうえ、下記アドレスにメール添付して送信してください。
引換期間
令和5年(2023年)10月6日(金曜日)~10月20日(金曜日)
引換方法
引換証を百合が原公園売店または豊平公園売店に持参していただき、補助分の苗をお受け取りください。
残り半数の苗を引換時にご購入ください。
詳しくはチラシや札幌市都市緑化基金のホームページをご覧ください。
令和5年(2023年)秋季ツタ苗補助チラシ (PDF/243KB)
























