【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第16回「土づくりと堆肥」
10月28日(土曜日)第16回目となる実習「土づくりと堆肥」を百合が原公園で行いました。講師は百合が原公園主任の佐々木博一が務めました。
植物が健全に育つ環境を整えるために、「土づくり」はできれば毎年、または定期的に行いたいものです。その材料となる土、堆肥、肥料について種類や使い方について講義で教わりました。また、実際に百合が原公園で公園の管理上生じる草や落ち葉、樹木の茎など植物残渣から作っている様子を見学し、落ち葉を踏んで堆肥作りを行いました。
作物が健全に育つ理想的な、土がある程度の湿り気を保つことができてふかふかの「団粒構造」とサラサラガチガチの「単粒構造」の違い。誤解しがちな堆肥と肥料の違い。
動物由来の堆肥、植物由来の堆肥、堆肥の作り方についてなど講義で教わりました。
休憩をはさんで2時間。多くのことをしっかり丁寧に教わりました。「難しかったけれども、今までの知識を再確認することができた。」「堆肥と肥料を混同していたり、思い込みでやっていたことが沢山あることに気づかされました。」との感想が寄せられました。
脳をフル回転した後は、ちょうど紅葉のきれいな百合が原公園を歩いて堆肥場へ移動しました。
材料によって分別されている草堆肥、落ち葉堆肥の熟成している様子を、色の変化や残渣の大きさの変化を見比べました。
熟成中の堆肥は、表面の土を掘ると暖かくて湯気があがり、香りもします。
コンテナを使用しての「落ち葉堆肥」作りでは、落ち葉をしっかり踏んで空気を抜くをコンテナの高さになるまで何度も繰り返します。
こまめに踏んだり、飛んだり、跳ねて、雪虫の舞う中みなさんがんばりました。
今回作った落ち葉堆肥は、このまま積んで微生物による熟成と、コンテナ下部から侵入する虫による分解を待ち、一年後の講座受講生に出来栄えを見てもらうことになります。
堆肥作りの間も「自宅で作る時に何を混ぜるとよいか」など、熱心に質問をする姿も見られました。
今、ご自宅での冬支度中という方も多いのではないでしょうか?今回の講義を参考してくださいね。








