雨と風がやんできたらまた暑くなってきました。
日差しが遮られると肌寒くも感じるので1日の中でも脱いだり着たりと調整が大変ですね。
暑くなってきてもまだ季節は春。もう少し春のお花を楽しみましょう。
明日、5月24日金曜日より「山野草展」を開催します。
山野草展
野の花や高山植物が一堂に会する「山野草展が始まります。
北海道山草会の皆さんの栽培品約300鉢が会場の2階講義室を彩ります。
どの角度から撮影しても全部は入り切らないくらいの鉢が並びます。
種から育てたり、株分けしたりと手をかけて、植物によっては何年もかけて花を咲かせ、きれいな鉢に植えて展示されます。
鉢の中でも個々の自然の趣と魅力を感じられるのですが、本来育つ環境を考えると、このように一堂に会するのはこういった展示会ならでは、なのだと思います。
花が目立つ植物もあれば、ほとんど目立たない植物、株自体が小さくて野山に咲いていても気がつかないのでは?という植物もあります。
おなじみの花もあれば、本でしか見られない花と本当に様々。
楚々とした花が多いイメージの山野草・高山植物ですが、展示してみると意外とカラフル。花や葉の形も面白いですしね。
そんな展示品の一部をご紹介。
上の写真。キバナクロユリ。クロユリの黄花種なのです。形はクロユリの花ですが、花色は暗めの黄色。名前を先に聞くとこんがらがりそうですよね。
上の写真の左側がアルメリア カエスピトーサで、右がドデカデオン メディア。
どちらも同じような花色ですが、種も咲き方も花の形も全く異なります。
ドデカデオンのほうは花弁が上に反り、シクラメンと似た咲き方のようですが、またちょっと違う。
同じサクラソウ科ですが、属が全然違います。
自然界でも隣同士で咲くことはないのですが、こういった並べ方の妙も楽しいですね。
上の写真はチシマキンバイ。鮮やかな黄色い花で、バラ科の植物らしく花が開くと5枚の花弁がはっきりわかれています。
他のキンバイの仲間だけでなく、バラ科の植物たちもに多様な花の形をしていますので見比べてみてくださいね。
上の写真は ポリガラ カルカレア。初めて見たかも、ということと、非常に一つ一つの花が小さく、鮮やかで、個人的にお気に入り。花も株も小さいのに近くへ行くと、お、となることうけあいです。
このほかにも八重咲きオオバナノエンレイソウや、ツツジ類、種から育てて試験中のアツモリソウやアズマギクの仲間、コマクサなど、展示している植物で種類を数えるのは非常に大変なほどほとんど異なる種や品種が集まっています。
ぜひ直接会場へ足を運んでみていただきたいです。
会場では展示会期間中、会員による相談コーナーもありますので、ぜひお声がけくださいね。
展示会は、9月24日金曜日から9月26日日曜日、最終日は16時までです。
また、展示会期間中、2階ミーティングルームにて苗の販売が行われます。
こちらは9時15分から17時まで、最終日は展示と同じく16時までとなります。
館内が非常に混み合いますので譲り合ってご覧ください。
アクセス
豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利です。ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分。
・バス 「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
お問い合わせ先
豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間:8:45~17:15
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び12/29~1/3
電話:011-811-6568













