9月に入ってから展示会ラッシュの緑のセンターですが、
今週2つ目の展示会「さつき秋季展」が明日、9月22日(木祝)より開催します。
秋のさつきの展示会は花はなくとも、盆栽として迫力満点です!

札幌さつき会の会員が丹精こめて育てているさつきの大小の盆栽が49鉢、
添えられている秋に咲くイワシャジンやダイモンジソウ、稲穂やフウチソウ、
赤く色づいた実物やモミジなどをあわせると総数133鉢が展示されています。
さつきは6月に花が咲き、花色が豊富なだけではなく、
一本の樹に二色以上の色の花が咲く「咲き分け」などがあり、
春はさつきの花を観賞することが主目的ですが、
秋の展示会は樹形の妙を味わうものとなります。
長い年月をかけて熟練した皆さんの技術によって作りこまれた、
見事な樹姿と、美しい幹肌を堪能できます。

さつきは生命力があり、育てる方の好みで樹形を仕立てやすいこともあって
迫力あるさつき盆栽に仕上がっていますが、
春に咲く花を美しく見せる基礎の樹形となりますから
技術や見極める目は熟練してこそ、の技だそうです。

今年のさつき秋季展は新センターの講義室で行う展示会のトップバッターなのですが、
例年より1~2週間ほど早い開催となりました。
なかなか秋の花も咲かない~と会員から嘆きの言葉もあったのですが、
さすがです。展示会にあわせて咲かせたもの、作りこんださつきの小品盆栽、
色づき始めた実物と様々な盆栽を出品してくれました。

紅葉し始めのカエデの盆栽もあり、秋の風景が広がりました。
展示会場の中央部分はそういった小さめの盆栽が飾られています。
さつきの小品盆栽もよく見ると幹が結構太くなっていて、
長年小さく作りこんでいることがわかります。
花がない分、仕立ての美しさのほかにさつきの幹肌の美しさも注目です。
赤茶の幹肌は流れるようで針葉樹の盆栽とも異なる美しさがあります。
来年の花を見据えた緑葉の力強さと共に
秋だからこそのさつき盆栽の迫力をお楽しみください。
展示会は9月22日(木祝)~25日(日)、9:00~16:00、
最終日4日は15時までとなっております。
夕方は日が落ちるのが早いので、講義室での展示時間が少し短くなっております。
ご注意ください。






