朝晩まだ冷える日もありますが、空気が暖かく感じるようになってきましたね。
園内のお花も初夏の装いに。そちらの情報はまた後ほど。
まずは、明日6月12日から開催する「ミニ盆栽と山野草展」について。
別館講義室で6月12日(金)~6月14日(日)、開催します(最終日は16時まで)。
札幌草樹会の皆さんの愛培品で、総鉢数にして193鉢が席飾りや1点飾りで展示されています。
タイトルの通り、大型の盆栽はなく、真柏などの松柏類も手のひらに載るサイズです。
会場の中心には山野草を中心とした草物を盆栽のように仕立てた”盆草”が並びます。
似たような地板に並んで見えますが、お一人お一人の席の飾り方には工夫があり、
そちらを見るのも楽しいですよ。
出品されている盆栽・盆草の一部をご紹介しますね。
↑写真をクリックして拡大してみていただきたいのですが、
飾り棚も色々あるのですが、小さな台であってもしっかり作られていて、
こちらも興味をひかれます。
もちろん一つ一つの盆栽も小さいのに、形が美しく整えられていて、
松柏類の盆栽は大きい、というイメージが払拭されます。
↑盆草で今回多く出ていたウチョウラン(写真左)。鉢だと今頃咲いてきますね。
写真右はウスユキソウ。
この他、アッツザクラも数種類あり、色鮮やかな花を咲かせています。
↑写真左は斑入りの真柏。色のコントラストがキレイですね。
写真右はトドマツ。鉢の中の竹の節か木のうろのような中からトドマツの実生が。
自然の風景が鉢の中にあるようですね。
こういった鉢はみんな手のひらサイズですが、ひときわ小さな鉢を発見(?)。
↑アサギリソウの超ミニ鉢。
恥ずかしながら比較対象の為に私の人差し指を並べてみました。
爪の付け根から先まで1.5㎝です。うーん。超ミニサイズ。
こんな小さな中にも自然と和の趣が宿る「ミニ盆栽と山野草展」をぜひ見に来てくださいね。
さて、園内の開花情報。
豊平公園の園内は近隣の公園より開花が早い気がします。
開花も早い分、終わりも早いようですが・・・
今見ごろは・・・
↑花木園のヤマボウシ。写真左は藤棚から撮影。
白く見えるのは”苞”なので、葉っぱの変化したものです。
真ん中の丸ポチに見える部分が花になります。
苞や花は枝に上向きについており、下枝のものはよく見えますが、木の上の方はよく見えません。
藤棚の高い所から見ると木が真っ白に見えます。
ヤマボウシの下に咲く赤紫の花はハマナス。
ハマナスが咲き始めるともうすぐ夏って感じがしますね。
↑写真左はコデマリ。今園内のあちこちで花盛り。
コデマリとユキヤナギの違いをよく聞かれますが、
ユキヤナギの方が春早く咲くことと、
枝に対して面になる様に一つづつの花がバラバラについてるように見え、
コデマリの方は花の塊が枝にたくさんついているように見えることでしょうか。
写真右はレディスマントル。
札幌で越冬してくれるので花壇でよく見かけますね。
↑写真左がマユミ、写真右がツリバナの花。
どちらもニシキギ科ニシキギ属の落葉樹のせいか、よく似ています。
違いは上げると結構あるそうですが、
マユミは花が淡緑色で4花弁、ツリバナは紫がかった色で5花弁。
枝から垂れ下がるようにつく実も
マユミは角ばったピンク色で、4つに割れ、
ツリバナは丸く赤色で、5つに割れます。
実は色がはっきりしているのでよく目立ちますが、
小さくて目立たない花ですが、今の時期、葉の下に見えますのでよく観察してみてくださいね。
他にも、センター前などでバイカウツギ、センター裏でベニウツギ、
センターのスロープの所ではベニバナヤマボウシも木の上の方で咲いています。
花木園のバラも少しづつ咲き始めました。
あと、新聞の情報誌でモクゲンジのことをご紹介していただいたのですが、
開花は7月下旬になります。
今日(6月11日)時点では↓こんな感じ。
↑葉芽の間から花芽と思われる芽が見えてきたというところでしょうか?
個々から花序が伸びていき、その先に黄色と赤の鮮やかな花が付きます。
これからの日々、生長していく姿を見守っていってくださいね。
モクゲンジが咲くころは、夏、真っ盛りなのでしょう。
待ち遠しいですね!






















