本日より緑のセンターで「ボタニカルアート展」が始まりました(最終日は24日)。
外はまだ雪がたくさんありますが、
春が待ち遠しくなるスイセンやセイヨウタンポポ、フクジュソウ、ムスカリや
元気をもらえそうなハイビスカスやあでやかなバラ、荘厳なヤマユリのほか、
豊平公園内で見ることのできるモクゲンジやアズキナシなど、
さっぽろ植物画同好会の会員さんや豊平公園で毎年行われる講習会の参加者の作品64点を展示しています。
ボタニカルアートはカメラなどなかった時代に
海を越えた先にある新しい植物の記録画として始まりました。
植物の葉、花だけではなく、萼やしべ、実、種、葉脈など時には根まで
よく観察し、本当に細かな点まで描いていきます。
それこそ花についているシミの一つまで描くのでそこに生きた花があるかのようです。
作品に描かれている花たちは去年の花の記録といえるかもしれませんね。
現代ではアートとして花や葉、実などを中心に描くことが多いようですが
その分、花弁の一つ一つが大きく見えるので花だけ切り取ってあるように見えるんです!
↑こちらは福沢レイ先生や長くボタニカルアートをされている会員さんの大きな作品です。
よーくみると、細かい線とともに実に繊細に着色されているのが見て取れます。
時にはルーペまで使って観察して書くのだそうです。
何日もかけて作品を仕上げるそうですが、
構図によっては花とその後の実が並んで描かれています。
その場合は実ができてから実だけをまた観察して描くので
一つの作品ができるには数か月かかることもあるそうです。
今年の作品の中には24年4月の連続講座から始めたばかりの方が
11名出品されているそうです。
正直、どれが始めて一年の方の作品かわかりません。
これから来る季節を先取りできる「ボタニカルアート展」をぜひ見に来てください!
お越しの際は足もとが滑りやすく、水たまりも所々ありますのでご注意くださいね。










