3月後半となり、暖かい春の日差しとまだ寒い冬の日が混じるようになってきました。
そんな中、緑のセンターでは植物の詳細を描いた「ボタニカルアート展」が
3月18日金曜から始まります。
札幌のボタニカルアートでは第一人者の福澤レイ先生と、
さっぽろ植物画同好会の皆さんの額作品55点と小作品7点、
あわせて62点の作品をご覧いただけます。
この美しい詳細画の展示会は当センターでは27回目となります。
上の写真はセンターの玄関脇の展示会場。
テーブルには小作品が並んでいます。
大きな額作品はカタクリやクリスマスローズ、タチツボスミレなど数種類のスミレの仲間を2枚に集約した作品など春に楽しめる植物やブロッコリー、キュウリなどの野菜、サラサドウダン、ムクゲなどの花木などどれもそこに実物があるかのように詳細な作品を展示。
作品によっては根や種、茎に生える毛なども描かれています。
ススキの穂やブロッコリーの蕾の正確さと言ったら!
なぜこんなに細かく描くのかというと、ボタニカルアートとは、植物を写真の様に細密に描いた詳細画をいい、カメラのない航海時代に旅先で見つけた植物の記録のために描いていたものをアートとして発展させてきたものなのです。
ですので、植物の特徴をとらえ、時に本物以上に描かれます。
上の写真は福澤レイ先生の作品で、ムラサキシキブとエゾノキリンソウ。
ムラサキシキブは枝先に花が咲いたころ、もう一方は実がなっている頃に描いています。
最初に構図を考えておいて、時期をずらして絵を描いているのです。
上の写真は奥からオオウバユリ、16種類のスミレの仲間を描いた連作品、沖縄の植物のアダンの作品。
構図も描いている植物の部分もこんなに違うので、個性が際立ちます。
1階受付ではさっぽろ植物画同好会の会員の絵を使って作られた便箋やクリアファイル、ランチョンマットなどを販売しております。
植物を美しく描いたグッズはどれもいくつもの作品を使ってつくられていますので見ているだけでも心癒されます。
普段使いもしやすく、ちょっとしたプレゼントにもちょうど良いものとなっております。
ぜひご覧ください。
先生や会員の皆さんが描いた緻密で正確な力作と、これからの季節に咲いたり実るであろう植物たちに思いをはせに来てみてはいかがでしょうか。
「ボタニカルアート展」は3月18日金曜日から3月30日日曜日まで
緑のセンター2階ミーティングルームとホールで開催します。
なお、展示会期間中の3月24日月曜日は休館となります。ご了承下さい。
駐車場にはまだ雪があり狭い状況となっております。
豊平公園へお越しの際は便利な公共交通機関をご利用ください。
アクセス
豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利です。ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分
・バス「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
お問い合わせ先
豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間 8時45分から17時15分
休館日 月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び年末年始(12月29日から1月3日)











