暖かい日と寒い日が交互に訪れ、服装選びに困る日もありますが、
確実に春は近づいていると感じます。
豊平公園緑のセンターでは、明日、3月19日よりボタニカルアート展がはじまります。
ボタニカルアートとは、植物を写真のように細密に描いた詳細画をいい、
植物の特徴をとらえ、時に本物以上に美しく描かれます。
そのボタニカルアートの展示会は当センターで、今年26回目を数えます。
道内のボタニカルアートで第一人者の福澤レイ先生と、さっぽろ植物画同好会のみなさん、
合わせて29名の作品です。
大きめの額作品57点と小作品6点のあわせて63点が並んでいます。
上の写真は2階のメイン会場の様子。
花や葉だけではなく、根や実、種などが書かれているものもあります。
写真機のない時代に植物の状態を記録するために書いた植物画から発展したアートなので
葉の産毛までよく観察して書かれています。
令和5年度に牧野富太郎先生の植物画の記録が有名になったので
見たことのある方は多いかもしれませんね。
上の写真は福澤レイ先生のホタルブクロ。
花が咲く地上部から根も描かれていて、ホタルブクロの姿はこんな風なんだとよくわかります。
上の写真は1階の正面玄関入ってすぐのコーナー。
こちらは小作品も展示しています。
ツユクサの花の青やオオウバユリの花色の淡さといった色合いや線の細かさも観てほしいです。
構図も皆さん考えて書き込んでいます。
上の写真の一番右側はフウセントウワタ。
この元のスケッチは昨年緑のセンターでフウセントウワタの鉢を展示したときに書いたそうです。
このほかにも豊平公園の野草園にあるヤマシャクヤクやキレンゲショウマを
野草園でスケッチした作品も並んでいます。
これから先の季節に咲いたり収穫できる植物たちを思いつつ作品を見てはいかがでしょう。
ボタニカルアート展は3月19日火曜日から3月31日日曜日まで
緑のセンターで開催です。
ぜひ、一足早い花の饗宴をご覧ください。
豊平公園へはぜひ便利な公共交通機関をご利用ください。
アクセス
豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利です。ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分
・バス「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
お問い合わせ先
豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間 8時45分から17時15分
休館日 月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び年末年始(12月29日から1月3日)
電話 011-811-6568











