ここのところ寝苦しい夜もあるほどの暑い日々から、恵みの雨とともに少し涼しくなってきました。
といっても、まだまだ蒸し暑いのがきになるところ。雨の後には涼しい風が吹いてほしいものです。
さて、こんな真夏の最中でも緑のセンターは展示会を行います。
なんと、豊平公園初の水石の展示会が、明日8月9日金曜日から始まります。
「水石~石の魅力展」
そもそも水石とはなんでしょう?
水石は、河原などで採取され、石の色や模様の美しさや、その姿かたちから自然景観を連想しながら鑑賞することを目的とした自然石のことをいいます。
その水石を里山や山水の風景を連想させる美しい面を魅せられるよう、その水石に合わせた台座に据えて展示します。
盆栽でも水石は添えとして飾られますが、今回の展示は水石がメインとなります。
主になる水石だけを飾ることもありますが、水石にあわせた掛け軸や詩、和歌などの情景を連想させるものや盆栽などを添えて飾ります。
今回の展示は札幌水石会の皆さんが保有している水石を展示しています。
水石一つに添えをおいた席飾りが36席、10cm程の小さめの水石を並べた席をあわせて合計44の水石が並びます。
水石には産地によって名前があり、北海道で産出される水石の代表には「神居古潭石」「幸太郎石」等があります。
名前だけ見てもどこのどんな水石なのがわかりにくいのですが、産出される場所によって石の色や肌合いに傾向があるようです。
展示している中から例を挙げてご紹介。
「神居古潭石」
神居古潭と聞けば、道内のかたには北海道の中央に位置する旭川の近くの神居古潭、とわかるのではないでしょうか。
この石は種類も多く、どれも光沢があり、川の流れで削られた姿のままでも美しい肌をしています。
神居古潭石のなかには上の写真のように、石が丸く削られて碗状になっているものもあります。
これは急流になっている川の部分で、大きめの石のくぼみに落ちた小さい石が常に水の流れによってクルクルとくぼみを削り、時間とともに碗型を成すのだそうです。
このように長い時間かけて川の水の力や風の力で鑑賞に値する石になるということは自然の力の不思議かもしれませんね。
「幸太郎石」
幸太郎石は日高山脈に源を発する沙流川の上流にある幸太郎沢に産する石をさします。
光沢もありますが、ごつごつした肌のものが多いようです。
上の写真の向かって右が幸太郎石左は神居古潭石。
色は似ていますが、幸太郎石の方がごつごつしています。
もっとごつごつしたものもあるそうです。
「菊花石」
これは、産地ではなく、水石に浮かぶ模様から来るそうです。別に産地からついている名前があります。
上の2枚の写真はいずれもグレーの石肌に白い菊の花のような模様があります。
こういった石を菊花石と呼ぶそうです。
上の写真はそのままの石肌ですが、下の写真の石は表面を磨き、つるんとした石の表面にたくさんの菊の花が咲いたように見えます。
どこの石でもこのような模様が出るわけではないそうで、今回のこの2点はどちらも岐阜県の産出だそうです。
こんな風に石の色や模様を楽しむ席もあります。
今回は1席だけですが、掛け軸を添えた席も。
こういった掛け軸を添えることで奥行きがさらに増す感じがしますね。
会の方とお話ししていた際に言っていたのが、「水石は貴石ではないので一般でいう金銭的価値はありません。ただ、本人の満足感という価値があります。」という言葉。
展示会に来て見てもらった見た人の感銘感も価値としては加えられるのではないでしょうか。
自然の力がもたらした造形芸術。ぜひ触れてみてはいかがでしょう。
「水石~石の魅力展」は
8月9日金曜日から12日月曜祝日まで
会場は 2階講義室、9時から17時まで(最終日は15時まで)
アクセス
豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利です。ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分
・バス 「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
お問い合わせ先
豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間:8:45~17:15
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び12/29~1/3
電話:011-811-6568














