今日は寒の戻りか雪になりましたが、気温が高いので園内の融雪が進み、
園路や日当たりの良い場所を中心に地面が出てきています。
そろそろ春の花の便りが聞こえるようになってきましたので、
園内の様子をご紹介しますね。
上の写真は園地で今年一番最初に咲いたスノードロップです。
昨日の16日は白い蕾でしたが、今日は開いていました。
ヤチダモ並木のフジ棚近くの通路脇で、バックヤードの生垣の下です。
すぐそばにまとまってスノードロップが咲く部分があるのですが、
そこからはちょっと外れています。
陽の当たる木の株元から雪が溶けやすいので一番なのでしょう。
ちなみに、いつもまとまってスノードロップが咲く部分の昨年の開花は4月20日頃でした。
この部分のスノードロップも芽は出ていますが、
3分の1程まだ雪が乗っているので開花はもうちょっと先になりそうです。
上の写真は緑のセンター横の芝生の奥にある宿根ボーダー花壇。
雪と土の境目付近に白い蕾が見えています。まもなく咲きそうです。
写真には写っていませんが、雪がなくなっている部分でも蕾があがっていました。
この花壇は柵などを設置していない花壇なので足元にご注意を。
上の写真は緑のセンターと地下鉄1番出口の間にあるヒュウガミズキの生垣。
枝先にクリーム色に膨らんだつぼみが付いています。
豊平公園内の花木の中ではいつも一番に咲きます。
こちらも来週には咲き始めそうです。
上の写真は野草園のフクジュソウ。
3月17日の午前中でこの状態なので、明日には開いてくれそうです。
でも、いつもフクジュソウがたくさん見られるブロックは
カタクリやエゾエンゴサクがたくさん咲くブロックなのですが、
このフクジュソウはちょっと離れたブロックにぽつんとあります。
野草園の中でここのあたりだけ雪が溶けているのでいの一番に出てきたようです。
今日の野草園の状態は下の写真を見てください。
写真の右手奥の針葉樹の下あたりだけ土が出ているのですがまだまだ雪があります。
それでもスノードロップやフクジュソウで例年より一番花が3週間近く早くなっていて、
いつもより早い年だね、と言っていた4年前より2週間は早くなっています。
ムスカリの小径もだいぶん雪が溶けていますよ。
上の写真はムスカリの小径のフジ棚側からセンター方向を撮影しています。
土の色も見えますが、ムスカリの緑の葉もかなり見えています。
いつもよりムスカリもチューリップも早く咲きそうです。
今年は雪解けが早すぎて、予想しにくいですね・・・。
上の写真は緑のセンター近くのハウチワカエデの冬芽です。
膨らんできていて花が咲く日が近いことを知らせてくれています。
エゾムラサキツツジやサクラもつぼみが膨らんでいました。
上の写真はサクラの枝先。先端の花芽が膨らんできています。
今年も春先に咲く花の開花はずいぶんと早くなりそうですね・・・。
緑のセンターアトリウムも一足早い春を迎えていますよ。
先日お伝えしたウメの剪定枝を活けたものはほぼ満開です。
上の写真はほぼ満開になったウメの枝。
今週末、きれいですよー。
そのウメの奥には春らしい黄色い花のエニシダ、大きな花が魅力のアマリリスを展示中。
ウメやエニシダは近くへ行くと良い香りがします。
特にエニシダは鉢数も多いのでけっこう強く香っています。
売店でもハゴロモジャスミンを販売しているのでそちらもすっとした甘いこりが漂います。
アマリリスはつぼみが大きくなった状態でアトリウムに展示。
晴れるとアトリウムの室温が上がるのでバックヤードより咲くのが早いのです。
アマリリスもいろんな品種があるのでこの先も咲くのが楽しみです。
緑のセンター2階では「ボタニカルアート展」開催中です。
これから園地で咲いてくるムスカリやキタコブシ、セイヨウタンポポ、
夏に咲くオオウバユリやアサガオなどの精密なボタニカルアートを展示しています。
こんな所まで観察して描くの！？という驚きとともに
これからの開花が楽しみになる作品展です。
3月26日日曜日までですので、ぜひご覧下さい。
なお、3月20日月曜日は緑のセンター休館日です。
公園内の散策はできますが、緑のセンターお休みですのでご注意ください。
アクセス
豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利です。ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分
・バス「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
お問い合わせ先
豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間 8時45分から17時15分
休館日 月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び年末年始（12月29日から1月3日）
電話 011-811-6568
