豊平公園
TOYOHIRA PARK緑の情報発信地

園内の開花情報

2019.04.21

朝晩は肌寒いですが、日中のお天気の良さと暖かさと言ったら、お散歩していてものどが渇くくらいの日が続いています。

豊平公園の園内では次々と春を待ちわびた花たちが開花を始めています。

4月21日日曜日の開花情報をお伝えしますね。

 

野草園はカタクリとエゾエンゴサクが見ごろ

この時期の豊平公園と言えば、野草園のカタクリとエゾエンゴサク、と言ってくださる方も多いのではないでしょうか。

21日の朝はまだ寒く、カタクリのほとんどが蕾を閉じていましたが、日が高くなり気温が上がるにつれてぱーっと花弁がそりました。

花弁が反り返って咲く紫がかったピンク色のカタクリと薄青色で小さな花がたくさんつくエゾエンゴサクが咲いている

紫がかったピンク色のカタクリは大きめの葉の間から花茎が上がっています。

エゾエンゴサクは薄青色の小さな花をたくさんつけていますが、こちらは葉もちょっと細かめ。

そして、エゾエンゴサクは朝寒くても花を閉じません。朝見たときは青い畑のようでしたが、お昼前後は上の写真のように色が混ざったように咲いていました。

もうほとんど蕾が見えないので、ほぼ満開、と言ったところでしょうか。

今年は咲き始めは例年とほとんど変わらなかったのですが、いつも以上に気温が高くお天気の良い日が続いたせいかほぼ満開までの期間が早い!ようです。

ゴールデンウィークまでもって欲しいところですが、微妙な雰囲気がします。

ぜひ、お早めにご覧くださいね。

 

同じく野草園で密かな人気のタツタソウ。

こちらもたくさんの花が咲き始めています。

星のような形をした薄紫色の花が地際に咲いている。葉はない

タツタソウも朝の時間はつぼんでいたのですが、光を受けて薄紫色の花を咲かせています。

この花は雪がとけ、咲く時期になるとまず花芽が上がり、花が終わるころ葉っぱが出てきます。

なので上の写真の花の下に葉はなく、地面から花がにょきにょき出て咲くのです。

 

このほか、野草園ではカタクリの横で黄色く小さな花のキバナノアマナ、野草園入ってすぐのところに先日ご紹介したショウジョウバカマ。濃い青紫色のシラー・シビリカが咲いています。

 

樹木園では

公園の北側の樹木園では、やさしいピンク色のヤシオツツジが満開でした。

やさしい色味のピンクのヤシオツツジが咲いている

園路から外れたところに1本あり、今年はちょっと多く花がついているようです。

豊平公園ではセンターの近くにも1本ありますが、園内のツツジ類で一番最初に花を咲かせます。

 

その近くの別なツツジの下では真っ白な花のキクザキイチゲが咲いています。

半八重咲きの真っ白い花のキクザキイチゲが咲いている

樹木園は木々の背が高く、半日陰のせいか、21日はとてもきれいに咲きそろっていました。

実は、野草園にもキクザキイチゲはあるのですが、日当たりが良かったせいか、先週の気温が20度を超える日が続いたときに一気に咲いて、3日ほどであっという間に終わってしまいました。

あんなに早く終わったのは初めて見ました。残念。

 

このほか、樹木園ではレンギョウ、トサミズキが咲き始めています。

 

旧センター前の園路脇

旧センターの時は建物の真っ正面だったキタコブシ。今年はちょっと花が少ないようですが、咲き始めました。

青空を背景に梢の先に白いキタコブシの花が咲いている

今日はお天気が良かったので真っ青の空に白いキタコブシの花が映えて、すごく良かったのですが、木のうんと高い位置にしか花がなく、デジカメのズーム一杯でも小さくしか写らなかったのが残念です。

去年たくさん花をつけていたので今年はちょっとお休みなのかもしれませんね。

 

同じ園路をきたえーるさんの方へ向かう途中のフジ棚の下や園内の各所でエゾムラサキツツジが咲いています。

枝先に赤紫色のエゾムラサキツツジの小さな花が咲いている

エゾムラサキツツジの咲き始めは花が小さいとはいつも思いますが、今年はさらに小さい気がします。

それでも枝先にたくさんの花が咲き始めていますのでこれからが楽しみです。

 

他にも、センター横のレイズド花壇では昨秋からサンガーデンさんのご提供で植えられているパンジーが今日は綺麗に咲いていました。

一段高くなった花壇に色とりどりのパンジーが咲いている

このパンジーのよく咲くスミレシリーズは品種名のほとんどが食べ物に関していてそれも面白いのですが、パンジーにしては花が小ぶりでたくさん花がつくので今日のように一気に咲くとカラフルなぼんぼりが植えられているようです。

品種名が赤はクランベリー、オレンジ色はマーマレード、レモン色はレモネードといった感じに名付けられているので、おなかが減っているときに見ると・・・よりおなかが減る気がします・・・。

センター近くではヒュウガミズキの生垣がたくさん花をつけており、薄いレモン色の生垣にありつつあります。

 

緑のセンター内では

1階のアトリウムでは「臭いあいつ」のコンニャクの花が生長を進めており、週明けには・・・ビニールの隙間からニオイが漂ってくるのではないでしょうか。

赤黒い棒状の花がビニールの箱の中にある

中央の肉穂花序が赤黒くなり、ぐんと伸びてきました。この周りのひらひらしたスタンドカラーのような苞が開いてくると中の苞で開花が始まります。ちょっと楽しみです。

 

23日よりゼラニウム展 開催

週明け、23日火曜日からはゼラニウム展が始まります。

今年はゴールデンウィーク中に休館日がないため、2週間のロング展示会となります。

ゼラニウムが売られる頃になるとそろそろ花壇に今年は何を植えようか、と考える時期でもあります。

まだちょっと寒いですが、これからくる花盛りの季節に向けてゼラニウムも計画に入れていただいてはいかがでしょう?

販売苗を今年も準備してお待ちしております。

ゼラニウム展は4月23日火曜日から5月6日月曜日までです。

ちなみに展示会期間中は休館日がありませんので、ぜひお好きな日にお越しください。

 

アクセス

豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利です。ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分。
・バス 「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間:8:45~17:15
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び12/29~1/3
電話:011-811-6568

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農林水産省林業試験場の跡地を利用して生まれた公園です。 約7.4haの園内には花と緑に満ちた暮らしを提案する緑化植物園「緑のセンター」の美しい花壇や庭園が広がり、試験場の名残が色濃く残る樹林区域は様々な野鳥が見られ、バードウォッチングも楽しめます。緑のセンターでは一年中季節の花が楽しめ、月1~2回のペースで開かれる展示会は、洋ランや盆栽、クラフトなど様々なテーマを取り上げています。また、緑の相談コーナーも常設しているほか、各種園芸教室やクラフトなどの講習会も開催しています。

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