今日は久々に綺麗な青空で、陽が燦々と降り注ぐ豊平公園緑のセンターは暖かい、いえ暑いです。
2階はボタニカルアートをご覧になる方がたくさんいらしていて、さらに熱気で暑いです。
さて、あの「臭いアイツ」はどうなったかと言いますと・・・
徐々にベールを脱いで、臭くなる準備が進んでおります。横から見るとニョッキリ。肩にかけたベールが開いてきているのがわかりますね。
下の写真は去年の満開の様子。本日の臭いアイツはほぼ、近い状態になってきていますね。昨日より少し臭って来たような気もします。
産地の群馬県でも花を見ることは珍しいコンニャクの花。
コンニャクはインドシナ半島や中国大陸南部が原産と推定され、日本や中国で栽培されています。
地下に球茎をもち、毎年春になると大きく3つに分かれた1つの葉が出ます。球茎を3~4年育て
ると花が咲きますが、産地では3年目で球茎を掘り出して薄くスライスして乾燥・製粉し、コン
ニャク粉として流通します。これを練ったものを石灰の粉を混ぜた熱湯で煮て成形したものが、
私たちが普段目にするコンニャク製品です。
産地では花が咲く前に掘り出して製品にしてしまうので、花を見ることはめったにないそうです。
華やかな花とはまた違ったコンニャクの花、是非見にいらして下さいね。
そしてもう一つ、昨日発見した珍しい花。私もまだ間近で見たことがない花。
見えますか?葉と葉の間からチラッと顔を見せてる小さな丸い蕾たち。
皆さん、一度は食べたことがあるフルーツです。それは・・・
アボカド
よくスーパーに果実は売っていますが、花は見たことがありませんよね?それどころか、こんな葉なの?こんな大きくなるのか!(センターでは管理上、途中で切っているので本来は6~25mにもなりますが)と驚きます。これで実がなるといいなぁ~なんて単純に喜んでいましたが、アボカドにはメキシコ系、グアテマラ系、西インド諸島系の3系統があり、それぞれ開花習性が特殊なため、2系統のアボカドを一緒に育てなければ実がならないのだそうです。しかもこのアボカド、スーパーで売っていた実を食べた後に職員が種を蒔いて育てたもの。どの系統のアボカドかは不明なんです。1本で実のなる種類もあるようなので、その品種かもという望みをかけて受粉してみようかと思っています。
臭いアイツも美味しい実がなるかもしれないアノ子、どちらも1階アトリウムでご覧いただけます。
2階では日曜日(3/25)まで「ボタニカルアート展」が好評開催中です。精密な植物画は描く人の個性も出ていて目が釘付けになるほど素敵です。1階正面玄関を入ると今年度の連続講座を受講された生徒さんの作品が飾られています。1年でこんなに描けるようになるのか!?と驚くほどです。4月開講の連続講座にはまだまだ空きがございます。是非この機会に植物画を習ってみませんか?
アクセス――☆————★————★————★————
豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利です。ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分。
・バス 「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
お問い合わせ先*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間:8:45~17:15
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び12/29~1/3
電話:011-811-6568










