5月も半ばとなり、木々の新芽が次々と葉を広げる季節になりました。
これで、からっとしたお天気になってくれれば
とても気持ちが良いのですが、今日はあいにくの雨。
そんな中ですが、明日12日(金)より「春の風流盆栽展」が始まります。

春の風流盆栽展-大型盆栽
この展示会は風流盆栽会の皆さんの栽培品を15席の席飾りで展示しています。
上の写真のような大型盆栽から下の写真のような小品盆栽まで、
美しい地板や手作りの箱飾りを使って野山の風景を醸しだすような
伝統的な展示で、ゆったりと和の世界を堪能できます。

春の風流盆栽展-小品盆栽
緑のセンターで春に行う盆栽や山野草の各愛好会の展示会の中でも一番最初になります。

春の風流盆栽展
会の方に今回の一押しは?とたずねたところ、
アカエゾマツの大鉢かな、とのこと。

アカエゾマツの大鉢
上の写真の右の大きな盆栽なのですが、
美しく形作られ、白くなった枝(神)が灰黒色の幹肌にも映えています。
お話を聞いてびっくりしたのが、このアカエゾマツ、樹齢200年以上だそうです。
200年前と言うと・・・江戸時代。
そんな時代から育て、色々な方の手によって形作られてきたのですね。すごい!
他にも、色々な盆栽があるのですが、春らしいといえば、サクラ。
展示している盆栽にもサクラ、あります。

フジザクラの一席
写真右側の、一度上を向いて、くにゃーと下向きに枝を曲げ、
鉢の横で花をつけています。
フジザクラと言う種類だそうですが、枝は人為的に曲げて作っているそうです。
4年ほど前から作りこんでいるとのことで、昨年も展示されていました。
ちょうど風流盆栽展の時期に咲いてくれるようで、
これからも毎年楽しめると良いですね。
春といえば、新芽が芽吹く頃。
そういった新芽が芽吹きはじめで、その姿が美しいとされるカラマツもありました。

新芽が美しいカラマツ
カラマツは冬に葉を落とす針葉樹なので、今の季節、公園のカラマツも新芽が吹いています。
まだ葉が広がっていないので、
写真では枝に絵筆の先がちょんちょんちょんとついているようにも見えます。
この葉が出始めてまだ広がっていない時期が一番美しいとのことで、
近くで見ると本当に新芽の美しい色がみてとれます。
このカラマツも30年ほど前から育てているとのことで、
くの字になるよう形作ってきたそうです。
この他にもまさに満開のタンナゲンカイツツジとクサソテツの一席や、
小品盆栽で作られた席では真っ赤なチシオモミジや葉が展開を始めたばかりのシダレモミジ、
こんなに小さい鉢なのに、と思うサイズで咲いているレンギョウ、ツツジと
春の楽しみが詰まっている展示会です。

カエデの根上がりの懸崖仕立。20年以上育てているそうです。

タンナゲンカイツツジとクサソテツ
冬の眠りから覚めて、小さな鉢の中でも春を力いっぱい感じられる植物達と、
伝統の和の文化をご覧ください。
「春の風流盆栽展」は5月12日(金)~14日(日)(最終日の14日は15時まで)の開催で、
緑のセンター2階講義室で開催します。
展示会期間中は風流盆栽会の会員が盆栽の相談にお答えします。
まずは見てみる、相談してみる、育ててみるというのはいかがでしょう?
展示会期間中は1階アトリウムでハーブ展も開催しております(こちらも14日まで)。
駐車場が込み合うことが予想されますので
非常に便利になった公共交通機関をご利用ください。
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豊平公園緑のセンターは年間を通して開館しております。
センターは地下鉄駅の目の前で非常に便利ですので、ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分。
・バス 「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
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豊平公園緑のセンター 札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間:8:45~17:15
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び12/29~1/3
お問い合わせ先:011-811-6568
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