もうすぐゴールデンウィークが始まります。
緑のセンターは今年は5月1日月曜日が休館日ですが、他は毎日開館しています。
そんななか、28日(金)より「おもと春季展」が始まります。

おもと春季展
展示会は公益社団法人日本おもと協会北海道支部の皆さんの作品115点が並びます。
おもとは江戸時代の大名や富裕層に人気を博した古典園芸植物のひとつで、
花や実を楽しむのではなく、「葉」の色や形を楽しむ園芸植物です。
品種数も多く、登録数だけでも1,000を越えると言われています。

おもと春季展
緑の葉に白や黄色になって模様のようになっている様を「斑」といいます。
この「斑」の入り方も実に様々で、点々と斑が入る「ゴマ斑」、
トラの模様のような「虎斑」等があります。
葉の形や大きさでいうと、大きな葉にさまざまな斑の入る「大葉系」、
葉は大きくはないのですが、点々としたゴマ斑なども見られる「薄葉系」、
小さめで厚めの葉の「羅紗系」の3つに大きく分けられています。
羅紗系の品種の中には葉がくるくるとうねるものもあり、
その姿だけでも楽しめます。
こういった葉の変化に飛んだ特長を’葉芸’と呼びます。
この葉芸こそがオモトの魅力となっています。

オモト大葉系

オモト
↑上の2つの写真はひとつ目は黄色の斑がはいっており、
下のほうは真っ白の斑が入っています。

オモト羅紗系「瀬戸の舞」

オモト羅紗系「四君子」
↑上の2枚の写真はいずれも羅紗系と呼ばれる小さな品種です。
一つ目の写真は「瀬戸の舞」、2枚目は「四君子」という品種です。
葉の様子も斑の入り方もまったく違います。
同じ品種でも育てた方が異なると違う品種に見えることも。
この葉芸の美しさをぜひ見にきてください。
ちなみに、他の植物でも葉や花のふちをぐるりと白くなっている様子を「覆輪(ふくりん)」、
サンスベリアなどでは「虎斑」といった言い方をしますが、
これはこのオモトの芸の表現をそのまま他の植物でも表現したもので、
いかに歴史ある園芸植物であるかも、うかがわれますね。
「おもと春季展」は4月28日(金)から4月30日(日)までとなっております。
(最終日の30日は15時まで)
緑のセンター2階ミーティングルームとホールで開催しております。
また、29日(土)13時30分より「オモトの育て方」講習会を行います。
講習費は無料です。豊平公園では初の開催です。
お席に余裕がありますのでぜひお申込ください。
本日のカタクリ。

4月27日カタクリ
昨日よりも今日のほうがきれい、といっていただきました。
今が見ごろ、という感じです。
そして、今日園内のサクラが開花しました。

4月27日サトザクラの一番花
ちょっと写真が見にくいのですが、数輪咲いているのが見えますでしょうか?
新センターと地下鉄豊平公園駅の1番出口の間のサクラです。
お天気が良くなるたびに咲いていくのでしょう。
サクラも咲き始め、カタクリは見ごろを迎え、
展示会は2つもあり、講習会も・・・とイベント目白押しの毎日です。
駐車場が込み合うことが予想されます。
緑のセンターへは公共交通機関をご利用いただくととても便利です。
特に地下鉄は東豊線豊平公園駅1番出口から出るとすぐ、です。
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豊平公園緑のセンターは年間を通して開館しております。
センターは地下鉄の駅を降りたら目の前で、非常に便利です!
ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分。
・バス 「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
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豊平公園緑のセンター 札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間:8:45~17:15
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び12/29~1/3
お問い合わせ先:011-811-6568
※カタクリはセンターの休館日に関係なく、ご覧いただけます。
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