温帯低気圧の影響で園地はまだ傷跡が残りますが、
緑のセンターでは本日9日(金)より別館講義室で「ミニ盆栽と山野草展」が始まりました。
札幌草樹会の皆さんの栽培している小さ目の盆栽や盆草を席飾りと1点飾りで展示しています。
席飾り21席、1点飾り6席、総鉢数199鉢が並ぶ、室内で見ることができる秋の風景です。
なんと、暴風のさなか準備してくださいました。ありがとうございます。
こちらの会の盆栽の中心は山野草を中心とした草本植物を小さな鉢に植え、形を整えた”盆草”と
片手で持てるサイズの小品盆栽です。
大型の盆栽は置いていないのが特徴かもしれません。
なので席飾りで使用する飾り棚や鉢も工夫を凝らしているそうです。
鉢は秋の花や紅葉に合わせたものを使用しているそうで、
春の展示会より鉢の色数が全体的に少なく、シックな雰囲気。
盆草も秋に咲くユウゼンギクやヒメタムラソウ、ミセバヤ、ダイモンジソウ、イワシャジンなどが並び、
フウチソウといった草物も風情があります。
何より秋らしいのは実ものと紅葉(黄葉)ではないでしょうか。
上の写真の右端はヤマゴボウが実を付け、左の方には赤く色づいたナナカマド。
上の写真には写っていませんが、カエデやツタの紅葉している鉢もありました。
↑写真左上は枝垂れムラサキシキブとピラカンサ。どちらもしっかり色づいています。
そして、写真右上はすでに黄色くなっているイチョウ。
豊平公園の園地のイチョウは黄葉するのがいつもかなり遅いのでちょっとびっくり。
お次の写真右側は”盆景”と呼ばれるもので、
1つの盆栽鉢の中に風景を丸ごと表現していています。
岩山には滝が流れ、家の前には人、鳥も飛んでいます。
右端の岩山には3種の針葉樹があり、家の後ろには紅葉しはじめたカエデが植わっている・・・
という風景になっています。
シュッとした葉っぱで造られた虫もいました。
今にも音が聞こえてきそうな。
秋だからこそのちょっとしたお遊び。この子も探してみてください。
盆栽や盆草で秋の風情を楽しむことができる展示会へぜひ遊びに来てくださいね。
「ミニ盆栽と山野草展」は10月9日(金)~10月12日(月祝)、
開催時間は9時~16時(最終日は15時まで)です。
日が短くなってきているので少し早く終わってしまいますのでご注意ください。
さて、シリーズ化してきたような気がしますが、
今日のバナナ。展示室2階にある三尺バナナの様子をお届けします。
前回は10/5で、4段目が見えている、と書きましたが、
10/9夕方の次点では6段目まで見えてきました。
そろそろかなり重そうですね。でもまだ出てきそうですね~。
こちらもぜひ見に来てくださいね。
また、展示温室1階では「セントポーリア展」も12日(月祝)まで開催中です。
8日の午後はお休みしていただいた会員による相談コーナーも9日から再開しています。
(相談コーナーは9時~16時)
セントポーリア展は17:15の閉館まで見ることができます。
最終日はこちらの展示会もも15時までとなっております。
ホールで行っている「緑のセンターフォト展~秋~」も引き続き開催中ですので
3つの展示会、合わせてお楽しみくださいね。
















