札幌は予想していたよりも雨・風がそこそこの強さで
今朝の園内でも多少の枝落ちはあったものの大きな被害もありませんでしたが、
まだ数日は風が強い予報が出ているので園内を歩く時は頭上注意でお願いします。
さて、本日2日より別館講義室で「さつき秋季展」を開催しています。
札幌さつき会の皆さんが丹精込めて育てた愛培品を展示しています。
さつき盆栽が大小合わせて53鉢、松柏類の盆栽を含む山野草などが108鉢、
合わせて161鉢が並んでいます。
↑こちらはさつきの大型盆栽を主体とした席飾りのコーナー。
春と違い、花がない分作り込んだ樹姿が良くわかります。
上の写真だと作り込みが松柏類と同じなので似て見えますが、
サツキの葉の形がわかる距離で見ると何とも柔らかくでも力強い感じがします。
全てが異なる樹形をしているのでこんな↓樹形もありました。
さつき盆栽は大型も小品も品種名がついています。
↑写真左上”千代の光”添えはコクリュウ、写真右上”如峰山”添えはダイモンジソウ2種
千代の光の方は出品された方が春の写真を添えていたので
どんな花が咲いたか見ることができますよ。
秋らしくヒメリンゴやコトネアスターなどの実物や
イワシャジン、ダイモンジソウ、ミセバヤなどの山野草も並んでいます。
さつき盆栽は秋季展では花がない分、いかに整えているか、
木の生命力や力強さが堪能できるのではないでしょうか。
展示会は10月2日(金)~4日(日)、9:00~16:00、
最終日4日は15時までとなっております。
夕方は日が落ちるのが早いので少し展示時間が短くなっております。ご注意ください。
さて、展示温室では展示会は行っていないのですが、
2階で三尺バナナの開花・実のなってきている様子を見ることができます。
葉と葉の間から赤い花序が出てきたのが4~5日前。
あっという間に花序がたれ下がってきたなーと思ってよく見ると
めくれた苞の中にまだ未熟ですがバナナが生っている!
なりかけのバナナ(子房)の先端に白い雌花が見えています。
↑めくれた苞の中に子房部分が見えています。
この後咲き続けると花序の先端近くに中性花や雄花が咲いてきます。
今、バナナになりかけている子房部分は単為生殖で太く育つのでタネはできません。
これからだんだん花序がたれ下がり、
苞の下にあるバナナの部分がたくさん育っていく様子が見れると思います。
ただ、残念なことにそろそろ寒くなってきており、
温度や日光を保つためしばらくは2階に置いてあるので
見に行くのが大変なのですが・・・
おまけで、バナナの今の状態を上から見下ろす形で撮影してみました。
左の方へ向かって苞が伸びています。
背の高いバナナを上から見降ろすことはほぼできないので
珍しいかもしれませんね。
でも、同じような写真を撮影することは今の状態では不可能ですのでご了承ください~。















