豊平公園で秋の行事目白押しの季節が来ました。
明日、9月25日から2つの展示会が同時開催です。
一つ目は、展示温室で9月25日(金)から26日(土)開催の「きのこ展」です。
札幌近郊で今の時期に採取できるキノコを名前や食毒の別をつけて展示。
実際には山や湿地、草原など様々な条件で生えていますが、
林の中に生えている風になっています。
今年は先週の雨のおかげで初日の段階で139種あり、
たくさん取れたものは多くのステージを見ることができます。
写真左上より耳たぶのような形をしていてパッと見きのこに見えないアシボソノボリリュウタケ。
落ち葉に紛れると結構わかりにくいです。
写真中央上は食べるとおいしいハナイグチ。カラマツの林に生えます。
結構見分けやすいせいか、馴染みのあるきのこではないでしょうか。
写真右はいくつか写っていますが、中央付近にタマゴタケ、その後ろにベニテングタケがあります。
この2つは同じテングタケ科のキノコで、タマゴタケは可食、ベニテングタケは有毒です。
一番簡単な見分けは傘にイボがあるかないか、とされていますが、
ベニテングタケにはまれにイボが少なかったり、
イボが落ちたりして見分けがつかないことがあるので注意が必要です。
どんなキノコでも見分けがつかない、はっきりしない、うろ覚えな時は食べないことが一番です。
通常、緑の相談ではキノコの相談や鑑別はしていません。
展示会期間中の2日間だけ、
キノコの鑑別をしてくださるきのこアドバイザーの先生が来て相談に乗ってくれます。
まだ鑑別できていないキノコやこれから持ってきていただくキノコが増えれば、
最終日までにもう少し種類が増えるかも知れません。
たくさんのキノコを一度に目にするまたとない機会です。
ぜひ、キノコの世界を見に来てくださいね。
さて、2つ目の展示会。
別館講義室で「盆栽展」が25日(金)から27日(日)に開催です。
秋で日の落ちるのが早いのでこちらは9時~16時、最終日が15時までとなります。
札幌盆栽会の会員が日ごろから丹精込めて育てている盆栽です。
大型の盆栽からマメ盆栽まで197点の鉢と鳥の木彫りや石の飾り8点の計205点を展示。
写真左上、大型の松柏類やさつきの迫力と添えの草花。席飾りになっています。
写真右上、実もののヒメリンゴ、紅葉が始まっているツタも見られます。
山や公園でも少しづつ紅葉が始まってきましたね。
豊平公園でもナナカマドなどの先端が紅葉してきています。
写真左上はイワシャジン、写真右上はダイモンジソウ。
どちらも秋を代表する野草です。
この他フウチソウなどもあり、春とはまた異なる趣が感じられます。
今回、マメ盆栽が目を引きます。
直径1~2㎝の小さな鉢に、小さいけれどちゃんと斑の入ったミセバヤや
花が咲いているもの、まだ発芽したてのようなマツなどが植えられています。
ちゃんとコケもついていて、本当に豆サイズの盆栽です。
大型盆栽と比較しながら見るのも楽しいですよ。
今回、2つの展示会がありますが、
開催期間や閲覧できる時間が異なります。
ご注意くださいね。















