西岡公園のガイドウォークは大きく分けると2種類あります。
参加者の多い日のガイドウォークは賑やかに「わいわい」
参加者が少なめの日のガイドウォークはその日のテーマで「じっくり」
本日は天候のせいか後者となりました。(良い意味ですよ!)
まずはガイドボランティアの宮津さんから「ひっつきむし」の説明を受けました。
「ひっつきむし」というのは、衣服に引っ付いてしまうタイプの実(種)の俗称です。
種子を遠くまで運ぶために動物にひっつくため、
難しい言い方では「付着動物散布(epizoochory)」という言い方をするそうです。
そんな「ひっつきむし」ですが、6つほどのタイプに分かれるそうです。
・堅いフック型
・やわらかいフック型
・逆さトゲ型
・イカリ状のトゲ型
・ヘアピン型
・粘液型
と、ここまでを踏まえて西岡公園で見つけてきた
「ひっつきむし」をいくつか紹介しますね。
コヤブタバコ(粘着型)
実の先端が見た目以上にネバネバします。
決してつぶさないように!注意です!
匂いは少し松脂っぽいかも
ノブキ(粘着型)
こん棒状の突起の先が粘ります。
よくよく見るとかわいらしいです。
ウマノミツバ(堅いフック型)
葉が三つ葉に似ているのですが、香りはほとんどしません。
見た目からフックの堅さが伝わってきますね。
ハエドクソウ(堅いフック型)
先日まで可憐な淡紅色の花をつけていましたが、
いまは三本のフックでひっつく相手を待っています。
ヤブハギ(やわらかいフック型)
冒頭にでてきたヤブハギです。
園内を一周して気づくと一つは付いてきます。
形がユニークで「サングラスのよう」という人もいました。
本日は少人数ながらも熱気を帯びた探索となりました。
天候の不安定な日のガイドウォークはこんな楽しみ方もできたりします。
この雨が上がった時に秋のお楽しみともいえる様々なキノコに出会える気がしますね!
ガイドウォークは毎週金曜13時~15時に開催しています。
興味のあるかたは13時までに西岡公園管理事務所の受付までお越しください。