クリンソウの復元について

移植作業

西岡公園の湿原には、クリンソウが自生していましたが、平成21年に姿を消しました。
西岡公園管理事務所と西岡公園植物の会は、平成23年度よりクリンソウを復元し、
保全する取り組みを行っています。

月寒川上流域にあるクリンソウの種子を採集し、管理事務所の裏で大切に育ててきましたが、管理事務所建て替えで工事区域に入るため、今日はクリンソウの移植を行いました。
移植場所は、管理事務所から園内に入ってすぐの右手(階段の横)です。

クリンソウ

移植したクリンソウは、全部で23株。
今年は半分以上が開花して、種を湿原に蒔くことができました。
来年度以降も、この親達から種を採集して湿原に蒔き、クリンソウがあった頃の
湿原の環境を目指していきたいと考えています。

クリンソウについて

移植したクリンソウの前には、手作りの看板を設置しました。
皆さん大切に見守ってくださいね。