今日の西岡公園は気温が上がり夏日となりました。このところエゾハルゼミの鳴き声の音量が小さくなっています。
季節が初夏から夏に移り変わりゆく合図です。
池にはハリオアマツバメが水を飲みにやってきていましたよ。ほとんどがペアになっていましたよ。
近くを通るときパタパタと羽音がしました。
池の周りでは「グッグッグー」とツチガエルの声が聞こえています。
気温が高くても森の中は木陰がさわやかです。キビタキやセンダイムシクイのさえずりが聞こえています。
ほかにもヤブサメ、アオバト、ウグイス、ヤマゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、ツツドリ、ゴジュウカラ、シジュウカラなどに出会えました。
園内はオレンジ色の翅のニホンカワトンボをはじめ様々なトンボの姿が見られます。
今日はシオヤトンボ、コオニヤンマ、ホンサナエ、コヤマトンボの姿が見られましたよ。
シラカンバの幹にコオニヤンマの羽化殻があります。
羽化したばかりのコオニヤンマがまだ柔らかい翅をキラキラさせながら飛び立っていきました。
ツルアジサイも咲き始めました。
小さなタニギキョウの花がありましたよ。
花の見られるのはそろそろ終わりです。
ミヤマウグイスカグラの果実が実っていました。
マユミの小さな花が咲いています。
ミヤマナルコユリの花も咲いていましたよ。
コイチヤクソウのつぼみです。
下向きに並んでかわいらしいですね。
咲くころには茎はもう少し立ち上がってきますよ。
サイハイランはそろそろ終わりです。
ギンリョウソウの花が終わり果実になっています。
ヒトツバイチヤクソウのつぼみが上がっていました。
葉が一枚しかなく栄養の大半を菌類に依存しているイチヤクソウです。
菌類に栄養を依存している植物は案外多くて、先ほどのギンリョウソウをはじめとして、オニノヤガラ、シャクジョウソウなどが西岡公園でも見られます。
シャクジョウソウが土から顔を出しています。
これも菌類に栄養を依存している「菌従属栄養植物」と呼ばれる植物です。
緑色をしていないのでキノコのようですが、キノコではなく植物です。
園内にはほかにもツクバネソウ、ジンヨウイチヤクソウ、オオダイコンソウ、オククルマムグラなどが咲いていましたよ。
花や山菜、鳥、獣、魚類の採取・傷つける行為は禁止となっております。
園路以外のエリアは立ち入り禁止です。
皆さまのお越しをお待ちしております。
ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか?
4月から6月は毎週金曜日、7月から10月は、隔週金曜日の開催です。開催時間は各回とも、13時から15時です。
小雨決行ですが、強風時は中止になります。
開催するかわからないときは、管理事務所に電話、またはホームページでご確認下さい。
おさんぽガイドのチラシ こちらからもどうぞ。↓↓