今日も野鳥のさえずりが聞こえています。
樹々も緑がやわらかな色合いです。
そんな西岡公園では「おさんぽガイド」を開催しましたよ。
ミヤマエンレイソウの花が見頃です。
園路沿いにはエンレイソウの濃い赤色の花もあちこちに見られましたよ。
湿原の木道からはオオバナノエンレイソウが見えましたよ。
今日は西岡公園で見られる3種類のエンレイソウの仲間を全部見られましたよ。
レモンイエローの絨毯はネコノメソウです。
ネコノメソウにはいくつか種類がありますが「ネコノメソウ」はおしべが4つなのが特徴です。
ルーペで見ると4つのおしべがちゃんと見えましたよ。
ヒトリシズカの花が咲き進みましたよ。
ヒトリシズカは、花びらがない花ですよ。
白い糸のような花に見えるところがおしべです。
その付け根にめしべがあります。
ニシキゴロモの紫色の葉と青い花も見つけましたよ。
キジムシロも咲き始めましたよ。
他にも、オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、ツボスミレ、マイヅルソウ、ルイヨウショウマ、エゾエンゴサク、エゾヤマザクラ、キクザキイチゲ、レンプクソウ、フッキソウ、ナニワズ、コテングクワガタ、ミズバショウ、ヤチダモ、イタヤカエデがありましたよ。
シダたちの個性的な姿も楽しめました。
クサソテツ、コウヤワラビ、オシダ、コウヤワラビの芽出しや、冬の間雪の下で緑の葉で過ごしたエゾフユノハナワラビの皮質の葉の感触を楽しんだりも出来ましたよ。
樹木の観察もしましたよ。
ハルニレの果実がびっしりついていました。
翼果(よくか)といって 風を受けて飛びやすくするための翼がついていて熟すとひらひらと風に飛ばされていきます。
オヒョウなどのニレの仲間の果実は似ていますが、ハルニレの特徴は先端の切れ目が穴になっている事ですよ。
ハルニレの果実をみんなで手に取って観察出来ました。
西岡公園では少ないムシカリの真っ白い花も見つけましたよ。
今、満開のカスミザクラを観察しましたよ。
花のつき方がエゾヤマザクラと違うことや、花柄に毛が生えていることから(ケヤマザクラ)という別名があるというお話も聞けましたね。
カタツムリも見かけましたよ。
これは、サッポロマイマイです。
ほかにもオカモノアラガイがいましたよ。
クジャクチョウやムネアカオオアリの姿も見られました。
毛虫やイモムシ、ちいさなハエの仲間や、蚊柱になっている小さな虫たちにも出会いました。
虫が多くなる頃にはちゃんとそれを食べる夏鳥たちが到着しています。
オオルリのさえずりを堪能し、下から白いお腹やお尻を双眼鏡で見られましたね。
空中で飛んでいる昆虫を捕まえる「フライキャッチング」をさかんにしていていましたよ。
池ではカワセミも見つけられましたよ。
他にも、カイツブリ、コガモ、マガモ、シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、オオアカゲラ、コゲラ、メジロ、アオジ、マヒワ、メジロ、センダイムシクイ、クロツグミなどの姿や、さえずりを楽しみました。
今日も楽しい「おさんぽガイド」でしたね!
参加者の皆さま、ガイドボランティアの皆さんありがとうございました。
ツタウルシ、ダニなどに注意が必要な季節になりました。
歩きやすい足元と、肌を出さない服装で散策をお楽しみください。
園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。
皆さまのお越しをお待ちしております。
ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか。
4月から6月は毎週金曜日、7月から10月は、隔週金曜日の開催です。開催時間は各回とも、13時から15時です。
小雨決行です。
荒天などで中止の場合は当日11時までにホームページや園内の掲示板でお知らせいたします。
おさんぽガイドの日程についてはこちらからもどうぞ↓↓↓