やっと涼しくなりましたね。
気持ちの良い風が吹いています。
そんな西岡公園では「おさんぽガイド」開催しましたよ。
西岡公園のボランティア「ガイドボランティア」の皆さんと、自然観察をしながら、園内を2時間かけてゆっくり回ります。
センボンヤリというキク科の植物を観察しましたよ。
センボンヤリは春には白い花を咲かせますよ。
この季節は、このように蕾が上がり、それはそのまま開くことがありません。
閉じたまま、中で自家受粉するので、「閉鎖花」といいます。
他にも、スミレや、ミゾソバ、フタリシズカなど閉鎖花を付ける植物はたくさんあります。
落ち葉に中から、にょきっと出ているのはアキノギンリョウソウです。
茎も花も白い色です。
緑色をしていませんが、これも植物です。
菌類から栄養を一方的に貰って育つように進化して植物です。
「菌従属栄養植物」と呼ばれるこの植物の仲間は他にもあります。
西岡公園公園でもギンリョウソウ、シャクジョウソウ、オニノヤガラなどが観察されています。
「菌従属栄養植物」が多く見られる森は菌類が豊富な豊かな森ということです。
アキノギンリョウソウはギンリョウソウとそっくりですが、出てくる季節が夏の終わりから秋であること、柱頭の色が淡い褐色である事、花が終わるとだんだん上を向いて、果実はさく果である事などが、ギンリョウソウと違います。
ツルリンドウの赤い果実や、
ツリバナの赤い果実がありましたよ。
マタタビの緑色の果実も実っていました。
ミヤマニガウリの果実が膨らんできています。
ツヤツヤのピカピカですね。
湿原ではアキノウナギツカミや、ミゾソバの花がたくさん咲いています。
ナツアカネの顔が赤くなっています。
「恥ずかしいのかな~」という声が聞こえてきましたよ。
他にも、ルリボシヤンマ、ノシメトンボ、アキアカネ、マユタテアカネなどのトンボたちをゆっくり観察出来ましたよ。
ヤマハハコの花も咲いていました。
池のほとりの取水塔のそばでダイサギが飛んでいましたよ。
最近、池の周りでよく見かけます。
他にも池には、カイツブリやマガモがいましたよ。
池のほとりでは、エゾリンドウの紫色の花が咲いています。ススキも穂を上げていて、秋らしい風景になってきました。
ヤナギタンポポが咲いていました。
細長い葉のふちにの突起が特徴的ですね。
他にも、ツリフネソウ、ハッカ、アキノキリンソウ、ゴマナ、キンミズヒキ、コシロネ、ゲンノショウコ、カタバミ、ヤマハギ、ヤブハギ、カリガネソウ、オオアワダチソウ、ヨツバヒヨドリ、ノリウツギ、ミヤマニガウリ、ハンゴンソウ、オオバセンキュウ、アカバナ、コヤブタバコ、ヤブマメ、コウゾリナ、ノゲシ、セリなどが咲いていましたよ。
レモンイエローのキノコや
細長い枝状に分かれたキノコ
サンゴのような形の淡い褐色のキノコなどもありましたよ。
今日は、園内のいたるところでエゾエンマコオロギが鳴いていましたよ。
参加者の皆様、ボランティアガイドの皆さま、ありがとうございました。
次回のおさんぽガイドは、9月22日 金曜日です。
7月から10月までは、隔週金曜日の開催になります。
年間の予定についての詳しくはこちらからどうぞ ↓↓↓
これからの季節はウルシやハチ、ダニ等の対策のため肌を出さない装いと、歩きなれた靴で散策をお楽しみください。
皆様のお越しをお待ちしております。