9月8日「おさんぽガイド」開催しました

やっと涼しくなりましたね。

気持ちの良い風が吹いています。

そんな西岡公園では「おさんぽガイド」開催しましたよ。

散策を楽しむ参加者の皆さま

西岡公園のボランティア「ガイドボランティア」の皆さんと、自然観察をしながら、園内を2時間かけてゆっくり回ります。

長く伸びた茎の先に付いた閉鎖花

センボンヤリというキク科の植物を観察しましたよ。

センボンヤリは春には白い花を咲かせますよ。

この季節は、このように蕾が上がり、それはそのまま開くことがありません。

閉じたまま、中で自家受粉するので、「閉鎖花」といいます。

他にも、スミレや、ミゾソバ、フタリシズカなど閉鎖花を付ける植物はたくさんあります。

全体が白いアキノギンリョウソウ

落ち葉に中から、にょきっと出ているのはアキノギンリョウソウです。

茎も花も白い色です。

緑色をしていませんが、これも植物です。

菌類から栄養を一方的に貰って育つように進化して植物です。

「菌従属栄養植物」と呼ばれるこの植物の仲間は他にもあります。

西岡公園公園でもギンリョウソウ、シャクジョウソウ、オニノヤガラなどが観察されています。

「菌従属栄養植物」が多く見られる森は菌類が豊富な豊かな森ということです。

アキノギンリョウソウの黄色い柱頭

アキノギンリョウソウはギンリョウソウとそっくりですが、出てくる季節が夏の終わりから秋であること、柱頭の色が淡い褐色である事、花が終わるとだんだん上を向いて、果実はさく果である事などが、ギンリョウソウと違います。

ツルリンドウの赤い果実

ツルリンドウの赤い果実や、

ツリバナの赤い果実

ツリバナの赤い果実がありましたよ。

マタタビの緑色の果実

マタタビの緑色の果実も実っていました。

ミヤマニガウリの緑色の果実

ミヤマニガウリの果実が膨らんできています。

ツヤツヤのピカピカですね。

ミゾソバの薄紫色の花

湿原ではアキノウナギツカミや、ミゾソバの花がたくさん咲いています。

ナツアカネの赤い顔

ナツアカネの顔が赤くなっています。

「恥ずかしいのかな~」という声が聞こえてきましたよ。

他にも、ルリボシヤンマ、ノシメトンボ、アキアカネ、マユタテアカネなどのトンボたちをゆっくり観察出来ましたよ。

ヤマハハコの白い花

ヤマハハコの花も咲いていました。

赤い屋根の取水塔と白い鳥

池のほとりの取水塔のそばでダイサギが飛んでいましたよ。

最近、池の周りでよく見かけます。

他にも池には、カイツブリやマガモがいましたよ。

エゾリンドウの紫色の花

池のほとりでは、エゾリンドウの紫色の花が咲いています。ススキも穂を上げていて、秋らしい風景になってきました。

タンポポに似た黄色い花

ヤナギタンポポが咲いていました。

細長い葉のふちに突起が出ている

細長い葉のふちにの突起が特徴的ですね。

他にも、ツリフネソウ、ハッカ、アキノキリンソウ、ゴマナ、キンミズヒキ、コシロネ、ゲンノショウコ、カタバミ、ヤマハギ、ヤブハギ、カリガネソウ、オオアワダチソウ、ヨツバヒヨドリ、ノリウツギ、ミヤマニガウリ、ハンゴンソウ、オオバセンキュウ、アカバナ、コヤブタバコ、ヤブマメ、コウゾリナ、ノゲシ、セリなどが咲いていましたよ。

レモンイエローのキノコ

レモンイエローのキノコや

細長い枝状に分かれたキノコ

細長い枝状に分かれたキノコ

サンゴのような形の淡い褐色のキノコ

サンゴのような形の淡い褐色のキノコなどもありましたよ。

黒いコオロギ

今日は、園内のいたるところでエゾエンマコオロギが鳴いていましたよ。

 

参加者の皆様、ボランティアガイドの皆さま、ありがとうございました。

次回のおさんぽガイドは、9月22日 金曜日です。

7月から10月までは、隔週金曜日の開催になります。

  • 開催時間 13時から15時
  • 参加費 100円
  • 当日5分前までに管理事務所で受付をお済ませください。
  • 小雨決行
  • 肌を出さない服装、帽子、飲み物、歩きやすい靴、雨具、参加費、双眼鏡(お持ちの方)

年間の予定についての詳しくはこちらからどうぞ ↓↓↓

ガイドチラシ

これからの季節はウルシやハチ、ダニ等の対策のため肌を出さない装いと、歩きなれた靴で散策をお楽しみください。

皆様のお越しをお待ちしております。