毎年恒例のかんじきウォークですが、今年は雪が少なくちょっぴり心配していました。ところが今朝は薄っすらと雪が積もり、おかげで雪上に残された真新しい動物たちの足跡を観察することが出来ました。
まずは参加者の皆様と一緒にスノーシューを合わせる事から始まります。雪が少ないですからね・・・事務所前では足に合わせるだけにして、園内に入ってからスノーシューを履くことに。
管理事務所の裏手には、エゾリスの足跡が爪痕までくっきり残り、水源地の上にはキタキツネが真っ直ぐに横断した足跡が見られました。他にも尻尾を引きずるネズミの足跡も見つけることが出来ました。
取水塔横の築堤では、フキノトウが開花しています。顔を覗かせてからすでに1週間ほど経過したでしょうか。毎年日当たりのよい築堤で一番最初に見ることが出来ます。
園内に入り、スノーシューを履くと足元にはセッケイカワゲラやユスリカの一種が見られます。写真はセッケイカワゲラ。
早速冬芽の観察も始まります。樹木に巻き付いているツタウルシやイワガラミ、ツルアジサイの違いをじっくり観察。
スノーシューを履いているおかげで、冬芽を間近で観察することが出来ました。今回はほとんど野鳥を目にすることはありませんでしたが、偶然シマエナガを見ることが出来ました。植物だけではなく動物たちの足跡や昆虫、野鳥と盛りだくさんの内容となったのではないでしょうか?
たくさんの皆様にご参加いただきありがとうございました。
雪解けのこの時期、足元が大変悪くなります。ご来園の際には、長靴など濡れても大丈夫な履物がお勧めです。
通行可能な木道に関しては除雪作業を行っておりますが、幅が狭くなっている箇所もあり、足元が大変滑りやすくなっていますのでご通行の際にはくれぐれもお気をつけください。