ガーデニング講座【講義編】②「植物の基礎知識」
1月24日(火曜日)、わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)2階第1会議室で、平成29年さっぽろまちづくりガーデニング講座の講義が行われました。
第2回のテーマは「植物の基礎知識」です。講師は、当協会百合が原公園技術主査の庵原英郎がつとめました。長年、川下公園でライラックの繁殖にかかわり、現在は百合が原公園で技術主査として、さまざまな植物の管理にたずさわっています。昨年の講義では、「草花のふやし方」を担当いたしました。
講義では、ガーデニングで植物に関わる上で欠かせない植物の名前や体のつくりなどを学びました。
例えば、花のつくり。
一口に花といっても、さまざまな色や形があります。
花弁と萼からできているもの、花弁がなくて萼だけがあるもの、花弁と萼がそっくりなもの、花弁も萼もないものなどなど、植物の種類によって花の形は実に多種多様です。
園芸品種には、もともと一重だったものが八重咲きとして品種改良されたものも多いですが、どうやって花弁が増えて八重咲きになるのか不思議に思っていました。
八重の花をよーく見ると、一重のものよりおしべが少なかったり、おしべめしべが全くないものもあります。このことから、八重咲きの花は、花びらがわいて出てくるのではなく、おしべやめしべ、がくなどが何らかの理由で花弁に変化したことがわかります。
春になったら花や葉など植物のつくりなどをじっくり観察したくなりました。
次回は1月31日(火曜日)です。テーマは「土づくりと堆肥」、講師は当協会豊平公園管理事務所所長、山田岳志です。
植物が生きていくうえで欠かせない土づくりと堆肥について学びます。どんな土がいいのか、どうやっていい土をつくっていくのか、いろいろな話を聞くことができるかと思います。



