ガーデニング講座【実習編】⑤「挿し木」
7月16日(土)、百合が原公園で平成28年さっぽろまちづくりガーデニング講座の実習をおこないました。
第5回のテーマは「挿し木」、百合が原公園勤務の佐々木博一職員が一日講師をつとめました。

冬におこなった講義編「草花の殖やし方」では、植物を増やすいろいろな方法を習いましたが、挿し木についても学習しました。
挿し木は、親株の枝や茎、葉などを直接土に挿して根付かせる栄養繁殖なので、親の性質をそのまま受け継ぐことができます。
接ぎ木や取り木などと比較すると技術的に簡単で、一度にたくさんの苗をつくることができます。
今回の実習では、ギンフミズキとラベンダーの挿し木をすることにしました。
受講生みんなで挿し木用の枝(挿し穂)を取りに行きましたが、公園内にはユリをはじめ、バラやラベンダーなど色とりどりの花たちが競い合って咲いていました。
下の画像は挿し木用のラベンダーを採取しているところです。
本当は花をつけていない時期に挿し木をするのですが、ラベンダーとバラの香りに包まれての採取作業はとても幸せな気分になれました。
屋内に挿し穂を持ち帰って、さっそく挿してみました。

たくさん葉をつけたギンフミズキは、芽や葉をはさみで落としながら挿していきます。講義編でも習いましたが、葉からの蒸散量と水の吸い上げ量のバランスを考えながら葉を切り落とします。
ラベンダーは、花を落として挿していきます。
花を落とすのはもったいない気がしますが、花をつけたままだと花にエネルギーを使ってしまってなかなか根が出てきてくれないのだそうです。
下の画像は受講生のみなさんがつくった挿し木たちです。左がギンフミズキ、右がラベンダーです。


うまく根付くかどうかドキドキします。次に百合が原公園で実習をおこなうのは、9月10日(土)です。
そのときにこの挿し木苗たちと感動のご対面を果たすことになります。
挿し木の実習後に、コンテナ花壇やハンギングバスケット、一年草花壇の手入れをみんなでおこないました。


受講生のみなさんが植えた花壇なので愛着がわいてくるようです。
おしゃべりや笑い声が絶えず、楽しそうにわいわい作業していたのが、とても印象的でした。
コンテナ花壇とハンギングバスケットは、5月28日(土)の実習から49日が経ちました。
右から世界の庭園前、温室前、花木園入口、ハンギングバスケットです。
ちなみに植えてすぐの画像はこちら↓。
一年草花壇には花の名前がわかるようにプレートがつけられました。
早いもので実習編は残すところ半分になりました。
次回の実習は8月27日(土)に「夏花壇の管理」と題しておこないます♪














