札幌市都市緑化基金 講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり~チューリップとパンジー・ビオラを使って~」を開催しました。
2024年10月29日火曜日、札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり~チューリップとパンジー・ビオラを使って~」を開催しました。
講師は当協会職員で豊平公園緑の相談員の伊藤志織が担当しました。
今回の講習会は、札幌を緑豊かな街にするため、自宅周辺など身近な場所で花や緑を育てるきっかけとなるよう、雪の下で越冬するパンジー・ビオラと雪解け後に開花するチューリップの球根を使ったコンテナを一人1個作りました。また、持ち帰ったコンテナの冬の間の管理方法や雪解け後の手入れについて学びました。
会場に入ると、参加者の席には色とりどりの可愛らしいパンジー・ビオラに加えチューリップの色も様々にセットされていて、どの席に座るかみなさん悩みながらも自然と笑顔になります。
早速、講師の説明を聴きながら、同時にコンテナづくりを始めていきます。
使用するコンテナは直径24㎝高さ24㎝の縦型で、これにパンジー・ビオラを5株、チューリップの球根も5球植えます。
まずは、ゴロ土を入れ、肥料を混ぜた培養土をコンテナの中に入れていきます。
続いて、チューリップの球根を植えますが、その際、球根の向きを揃えることがポイント!
チューリップの1枚目の葉は球根のへこんだ側から出てきて、その後の葉の出る方向も決まっているとのこと。
ここで球根の向きを揃えて植えると春になった時、きれいに並んだ状態で生長するそうです。
また、球根は土の表面近くにあると凍るおそれがあるため、球根の大きさの3倍以上の深さで植えて、北風が強く当たらない戸外に置くことで、寒さによって花芽が刺激され、花が咲く準備ができるとの説明に「知らなかった」との声が聞こえてきます。
ただ、マンションのベランダなどに設置する場合は、球根が寒さに強く当たってしまう可能性もあるため、発砲スチロールの箱を使用した方法などご自宅の状況に合わせた方法を丁寧に説明していただきました。
みなさん、球根の向きに気を付けて、春になって咲いた様子をイメージして植えていきます。
次に、パンジー・ビオラの根を活着しやすいように少しほぐしながら植えていきます。
最後の質疑応答では、たくさんの質問が寄せられ、コンテナを設置する環境に合わせた管理方法を丁寧に教えていただきました。今まで自己流でやって悩んでいた方も今回の講習で解消されたのではないでしょうか。
何より、参加されたみなさんが終始とても楽しそうにされていたのが印象的でした。
今回作製したコンテナは、ご自宅での越冬後、春に開花した様子の写真をお送りいただく予定です。みなさんからのすてきな写真が届くのを楽しみにしています。今から来春が待ち遠しいですね。










