【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第16回目 土づくりと堆肥
2024年10月26日土曜日、令和6年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目「土づくりと堆肥」の講義と実習を行いました。講師は当協会職員で百合が原公園勤務の佐々木博一が担当しました。
まず講義では、土作りの材料となる土・堆肥・肥料について種類や使用方法について学びました。
最初に、土づくりとは植物が健全に育つ土壌環境を整えること。との講師の説明に受講者のみなさんも土が大切なんだよねと講師の説明に聞き入ります。
土の状態が砂や粘土といったサラサラガチガチの「単粒構造」より、土がある程度湿り気を保つことができてふかふかの「団粒構造」のほうが、一般的に生育に適していること。誤解しがちな堆肥と肥料の違い。堆肥を使うときの注意点、百合が原公園で実践している堆肥の作り方などを教わりました。
続いて、本日の実習場所、園内のバックヤードへ歩いて移動します。
材料によって分けられている草堆肥、落ち葉堆肥の熟成している様子を色の変化や残渣の大きさの変化を見比べながら見学しました。
次にコンテナを使用して「落ち葉堆肥」作りを行います。「落ち葉堆肥」は毎年、百合が原公園で公園の管理上生じる草や落ち葉、樹木の茎など植物残渣から作っているものです。まずは講師のデモンストレーションです。
コンテナの中に落ち葉を入れ、空気を抜くためにしっかり踏み込みます。これをコンテナの高さになるまで何度も繰り返します。
3人一組になり、交代で落ち葉の上に乗って足踏みします。10月下旬というのに、みなさん汗をかきながら落ち葉堆肥作りを体験しました。
今回作った落ち葉堆肥は、このまま積んだ状態で微生物による熟成とコンテナ下部から侵入する虫による分解を待ち、一年後の講座受講者に出来栄えを見てもらうことになります。
昨年度の受講者の落ち葉堆肥はうまく出来上がっていました!
ご自宅でも落ち葉堆肥に挑戦してみたいという方もいて、講師に熱心に質問されている様子も見られました。ぜひ、今年の冬支度の参考にしてみてくださいね。










