【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第17回目 札幌の`みどり’
春から全17回の連続講座として行ってきた「さっぽろまちづくりガーデニング講座」の最終回が11月9日土曜日、豊平公園緑のセンターで行われました。
最終回のテーマは「札幌の‵みどり′」と題して、私たちが住む札幌市の緑の現状や花と緑のまちづくりのこれからについて学びます。講師は、札幌市建設局みどりの推進部 みどりの管理課都市緑化係長の土田健一様です。
まずは、「札幌市みどりの基本計画」についての説明です。「みどりの基本計画」とは、法律に基づき市町村が緑地の保全や緑化の推進に関して定める総合的な計画です。札幌市では、時代の変化に合わせて「みどりの基本計画」を策定し、計画的に緑化を推進しているとの説明に、そんな計画があるんだ・・と知らない方がほとんどのようです。
今回は、その中から‵みどり′の役割や機能について、「自然」「都市」そして「ひと」の3つのテーマに沿って説明していただきました。札幌市は政令指定都市の中でも公園の数が最も多いことや街路樹の変遷など、講師の時折クイズを織り交ぜた分かりやすい説明は、受講者にも身近な話題となり興味は尽きません。
また、札幌の都心部は、高齢化や人口集中が進んでいること、北海道新幹線札幌延伸や、昭和47年の札幌冬季オリンピックに整備された建物の建替え気運が高まるなど、土地利用の更新が活発化していることで、都心部の新たな‵みどり′の創出を重点的に行っているという説明に、‘まちづくり’と‘みどり’は切り離せないものなのだと改めて感じた方もいらしたのではないでしょうか。
さらには、市民が都心の緑化事業に参加できる取り組みも推進しており、受講者の中には講座で得た知識を活かしてボランティア活動に参加してみたいという、うれしい声も聞こえてきました。
土田係長、分かりやすいそして楽しい札幌の‵みどり′のお話ありがとうございました。
講義の終了後には、さっぽろまちづくりガーデニング講座の全17回講座の8割以上を出席された受講者へ修了証が授与されました。中には17回の講座を休まず受講した方や、10回実施したメンテナンス活動を全て出席された皆勤賞の方もいらっしゃいました。
今回の講座で学んだことを今後の‵みどり′の‘まちづくり’に活かしていただけると幸いです。
みなさん、8カ月に渡りご参加いただきましてありがとうございました。そしてお疲れさまでした。





