【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第15回目 秋植え球根の活用
2024年10月19日土曜日、令和6年さっぽろまちづくりガーデニング講座第15回目「秋植え球根の活用」の講義と実習を円山公園パークセンターで行いました。講師は当協会職員で旭山記念公園勤務の岡田宗之が担当しました。
今回は、6月に受講者のみなさんが作成し、夏から秋にかけて円山公園を彩ったコンテナを来年の春に楽しめるチューリップとパンジー・ビオラを使ったコンテナガーデンに入れ替えていきます。
まず講義では、秋植え植物の種類や秋植え球根の選び方・植え方・植え床の準備・掘り上げ後の管理方法などを学びました。
続いて、講師によるデモンストレーションです。パークセンター前に設置されているコンテナを見てみると、まだきれいな花を咲かせていて、
もったいない気がしますが、植えられている植物をすべて抜き取り、コンテナ内に残った根などもきれいに取り除いて土壌改良として落ち葉堆肥もすき込みます。
球根を植える土の準備が整ったら、まずチューリップを植えていきます。
講師よりチューリップの球根を植える時には向きが大切との説明がありました。平らな面と丸みのある面があり、球根は葉が出る向きが決まっているので、それを揃えることで春になって、きれいに並んだ状態で生長するとのこと。
チューリップの球根に向きがあるということを初めて知った方もいて、「向きがあるんだね」との声が聞こえてきます。
パンジー・ビオラは植える前に花芽をはさみで摘んでから植えていきます。この時、下に植えたチューリップの球根を移植ごてで傷つけないよう丁寧に行いましょうと講師によるデモンストレーションの後、
いよいよ受講者のみなさんも2人一組になってひとつのコンテナにチューリップとパンジー・ビオラを植え込んでいきます。
講師のアドバイスを参考に球根の向きを「こっち向きかな」などと相談しながら気を付けて配置しています。
根の活着が良くなるようにビオラやパンジーの花も摘んでから植えていきます。
みなさん、これまで講座の中で学んだ知識や技術を活かして作業されていて、あっという間に秋植え球根のコンテナガーデンが完成しました!
今回のコンテナは、来春、4月~5月の開花に合わせてパークセンター周辺に設置する予定です。どんなコンテナガーデンになったか完成形の状態をぜひ円山公園に足を運んで確かめてみてくださいね。












