【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第13回目 花と緑のボランティア
2024年9月7日土曜日、令和6年さっぽろまちづくりガーデニング講座第13回目「花と緑のボランティア」の講義と実習を行いました。講師はガーデニングリラの会のみなさんです。
ガーデニングリラの会は、さっぽろまちづくりガーデニング講座の前身のさっぽろ緑花園芸学校の修了生が、一人一人の園芸技術のスキルアップと、一緒に学んだ仲間たちとの絆で花のまちづくりを行おうと発足させた団体で、現在57名の会員が各々活動しています。今回は主に「大通西8丁目花壇」の植栽管理をしている「大通班」のみなさんに活動のお話のほか、実際に花壇を見学して、メンテナンスの方法などを教えていただきました。
リラの会では、メンテナンスの都度、活動の記録をつけているそうで、特に大通公園は冬季には雪まつり会場になるため、冬になる前に地上部には何も残らないよう全て刈り込み、来期のために植物の位置やサイズなどを図面に落とし込んでいるとのこと。それらをまとめて、1シーズンごとに活動の記録を冊子にして残し、植栽計画に役立てているそうです。
また、市民をはじめ世界中の方が集う大通公園での花壇を意識したプランツネームを作成しており、写真付きで文字が読みやすい工夫がされています。
花壇は、ホップのアーチをメインに暖色を用い温かみのある牧歌的な北海道を表現した「ホップの小径」が2面、ブルー・ピンク・白などの寒色系の花や葉色をメインに北国のさわやかなイメージでデザインした「北国の花壇」が2面あります。
花壇の見学後、受講者のみなさんは4面に分かれて、それぞれの花壇の状況に合ったメンテンス方法を教えてもらいました。
「ホップの小径」では、1面の花壇をアーチとアーチの間を上部で繋ぐように誘引しており、ホップの下の小径を通って、じっくりホップの様子を観察することができます。
リラの会のみなさんのサポートのもと、シュートの摘みとりや枝つる・葉の間引きを行います。
今回、リラの会の実際の活動場所で、花柄つみや剪定など植物の特徴やその植物に合ったメンテナンスの仕方をマンツーマンで教えてもらい、よりボランティア活動を身近に感じることができたようです。
当日の大通公園は、さっぽろオータムフェストが開催されており、多くの人で賑わう中での実習となりました。準備を含めリラの会のみなさんには大変お世話になりました。
リラの会のみなさんの一人一人の園芸技術のスキルと努力によって、これからもすてきな花壇を私たちに見せてくれることでしょう。本当にありがとうございました。










