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事務局からのお知らせ

【第58回「緑の絵」コンクール】表彰式を行いました

2024年12月14日土曜日に第58回「緑の絵」コンクールの表彰式をさっぽろテレビ塔の2階ホールで開催しました。

「緑の絵」コンクールは、自然の大切さや緑化に関する意識の高揚を図ることを目的に、札幌市内の小・中学生から「身近にある緑の風景」をテーマにした絵画作品を募集しているもので、今年で58回目を迎えました。

表彰式当日は、時折雪が舞うお天気にもかかわらず、受賞した48名のうち42名の子どもたちと、保護者のみなさん100名ほどのほか、最優秀学校賞を受賞した札幌市立北九条小学校と札幌市立米里中学校の先生にもお越しいただきました。

第58回「緑の絵」コンクール表彰式

主催者からのご挨拶に続き、審査員を代表して札幌市立新光小学校校長の堀口先生から審査講評と受賞者のみなさんへお祝いの言葉を頂戴しました。

第58回「緑の絵」コンクール表彰式

はじめに最優秀学校賞の2校へ賞状が授与され、続いて、各賞を受賞した子どもたちへ賞状と副賞が贈られます。

第58回「緑の絵」コンクール表彰式

子どもたちは緊張した面持ちの中、お名前を呼ばれると「はい」と大きな返事が返ってきて、嬉しそうな晴れやかな気持ちが伝わってきます。

第58回「緑の絵」コンクール表彰式

チカホで開催した第58回「緑の絵」コンクール入賞作品展は12月17日をもって終了しましたが、受賞作品全48点は「第58回緑の絵コンクール入賞作品一覧」からご覧いただけます。

「第58回緑の絵コンクール入賞作品一覧」

第58回「緑の絵」コンクール表彰式

受賞者されたみなさんおめでとうございました。

第58回「緑の絵」コンクール入賞作品展のご案内

市内の小・中学生を対象に開催した第58回「緑の絵」コンクールの入賞作品48点
を札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)に展示します。
子どもたちが描いた「緑の絵」をぜひご高覧ください。

【展示期間】 令和6年12月13日(金)~17日(火)の5日間

【展示時間】 9時~18時 ※ただし、13日(金)は13時から公開を予定しています。

【展示場所】 札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)北大通交差点広場(東)

          地下歩行空間(13番出入口)横

第58回緑の絵コンクール入賞作品展示場所

 

【緑の絵コンクールとは?】

緑化意識の高揚と啓発を図るため、札幌市内の小学生・中学生を対象に、緑をテーマとした絵画コンクールを実施しています。平成9年第31回から札幌市との共催により開催しています。

第58回緑の絵コンクールチラシ

 

【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第17回目 札幌の`みどり’

春から全17回の連続講座として行ってきた「さっぽろまちづくりガーデニング講座」の最終回が11月9日土曜日、豊平公園緑のセンターで行われました。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第17回目-講義風景

最終回のテーマは「札幌の‵みどり′」と題して、私たちが住む札幌市の緑の現状や花と緑のまちづくりのこれからについて学びます。講師は、札幌市建設局みどりの推進部 みどりの管理課都市緑化係長の土田健一様です。

まずは、「札幌市みどりの基本計画」についての説明です。「みどりの基本計画」とは、法律に基づき市町村が緑地の保全や緑化の推進に関して定める総合的な計画です。札幌市では、時代の変化に合わせて「みどりの基本計画」を策定し、計画的に緑化を推進しているとの説明に、そんな計画があるんだ・・と知らない方がほとんどのようです。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第17回目-講義風景

今回は、その中から‵みどり′の役割や機能について、「自然」「都市」そして「ひと」の3つのテーマに沿って説明していただきました。札幌市は政令指定都市の中でも公園の数が最も多いことや街路樹の変遷など、講師の時折クイズを織り交ぜた分かりやすい説明は、受講者にも身近な話題となり興味は尽きません。

また、札幌の都心部は、高齢化や人口集中が進んでいること、北海道新幹線札幌延伸や、昭和47年の札幌冬季オリンピックに整備された建物の建替え気運が高まるなど、土地利用の更新が活発化していることで、都心部の新たな‵みどり′の創出を重点的に行っているという説明に、‘まちづくり’と‘みどり’は切り離せないものなのだと改めて感じた方もいらしたのではないでしょうか。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第17回目-講義風景

さらには、市民が都心の緑化事業に参加できる取り組みも推進しており、受講者の中には講座で得た知識を活かしてボランティア活動に参加してみたいという、うれしい声も聞こえてきました。

土田係長、分かりやすいそして楽しい札幌の‵みどり′のお話ありがとうございました。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第17回目-修了式の様子

講義の終了後には、さっぽろまちづくりガーデニング講座の全17回講座の8割以上を出席された受講者へ修了証が授与されました。中には17回の講座を休まず受講した方や、10回実施したメンテナンス活動を全て出席された皆勤賞の方もいらっしゃいました。

今回の講座で学んだことを今後の‵みどり′の‘まちづくり’に活かしていただけると幸いです。

みなさん、8カ月に渡りご参加いただきましてありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

札幌市都市緑化基金 講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり~チューリップとパンジー・ビオラを使って~」を開催しました。

2024年10月29日火曜日、札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり~チューリップとパンジー・ビオラを使って~」を開催しました。

講師は当協会職員で豊平公園緑の相談員の伊藤志織が担当しました。

2024年札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり」-講義風景

今回の講習会は、札幌を緑豊かな街にするため、自宅周辺など身近な場所で花や緑を育てるきっかけとなるよう、雪の下で越冬するパンジー・ビオラと雪解け後に開花するチューリップの球根を使ったコンテナを一人1個作りました。また、持ち帰ったコンテナの冬の間の管理方法や雪解け後の手入れについて学びました。

会場に入ると、参加者の席には色とりどりの可愛らしいパンジー・ビオラに加えチューリップの色も様々にセットされていて、どの席に座るかみなさん悩みながらも自然と笑顔になります。

2024年札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり」-講義風景(チューリップの球根とパンジー・ビオラの苗)

2024年札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり」-講義風景

早速、講師の説明を聴きながら、同時にコンテナづくりを始めていきます。

使用するコンテナは直径24㎝高さ24㎝の縦型で、これにパンジー・ビオラを5株、チューリップの球根も5球植えます。

まずは、ゴロ土を入れ、肥料を混ぜた培養土をコンテナの中に入れていきます。

2024年札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり」-講義風景

続いて、チューリップの球根を植えますが、その際、球根の向きを揃えることがポイント!

チューリップの1枚目の葉は球根のへこんだ側から出てきて、その後の葉の出る方向も決まっているとのこと。

ここで球根の向きを揃えて植えると春になった時、きれいに並んだ状態で生長するそうです。

2024年札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり」-講義風景

また、球根は土の表面近くにあると凍るおそれがあるため、球根の大きさの3倍以上の深さで植えて、北風が強く当たらない戸外に置くことで、寒さによって花芽が刺激され、花が咲く準備ができるとの説明に「知らなかった」との声が聞こえてきます。

2024年札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり」-チューリップの球根

ただ、マンションのベランダなどに設置する場合は、球根が寒さに強く当たってしまう可能性もあるため、発砲スチロールの箱を使用した方法などご自宅の状況に合わせた方法を丁寧に説明していただきました。

2024年札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり」-講義風景

みなさん、球根の向きに気を付けて、春になって咲いた様子をイメージして植えていきます。

2024年札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり」-講義風景

次に、パンジー・ビオラの根を活着しやすいように少しほぐしながら植えていきます。

2024年札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり」-講義風景

最後の質疑応答では、たくさんの質問が寄せられ、コンテナを設置する環境に合わせた管理方法を丁寧に教えていただきました。今まで自己流でやって悩んでいた方も今回の講習で解消されたのではないでしょうか。

何より、参加されたみなさんが終始とても楽しそうにされていたのが印象的でした。

今回作製したコンテナは、ご自宅での越冬後、春に開花した様子の写真をお送りいただく予定です。みなさんからのすてきな写真が届くのを楽しみにしています。今から来春が待ち遠しいですね。

【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第16回目 土づくりと堆肥

2024年10月26日土曜日、令和6年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目「土づくりと堆肥」の講義と実習を行いました。講師は当協会職員で百合が原公園勤務の佐々木博一が担当しました。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目-講義風景

まず講義では、土作りの材料となる土・堆肥・肥料について種類や使用方法について学びました。

最初に、土づくりとは植物が健全に育つ土壌環境を整えること。との講師の説明に受講者のみなさんも土が大切なんだよねと講師の説明に聞き入ります。

土の状態が砂や粘土といったサラサラガチガチの「単粒構造」より、土がある程度湿り気を保つことができてふかふかの「団粒構造」のほうが、一般的に生育に適していること。誤解しがちな堆肥と肥料の違い。堆肥を使うときの注意点、百合が原公園で実践している堆肥の作り方などを教わりました。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目-移動風景

続いて、本日の実習場所、園内のバックヤードへ歩いて移動します。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目-実習風景

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目-実習風景

材料によって分けられている草堆肥、落ち葉堆肥の熟成している様子を色の変化や残渣の大きさの変化を見比べながら見学しました。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目-実習風景(講師のデモンストレーション)

次にコンテナを使用して「落ち葉堆肥」作りを行います。「落ち葉堆肥」は毎年、百合が原公園で公園の管理上生じる草や落ち葉、樹木の茎など植物残渣から作っているものです。まずは講師のデモンストレーションです。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目-実習風景(講師のデモンストレーション)

コンテナの中に落ち葉を入れ、空気を抜くためにしっかり踏み込みます。これをコンテナの高さになるまで何度も繰り返します。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目-実習風景(落ち葉堆肥つくり)

3人一組になり、交代で落ち葉の上に乗って足踏みします。10月下旬というのに、みなさん汗をかきながら落ち葉堆肥作りを体験しました。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目-実習風景(完成した落ち葉堆肥)

今回作った落ち葉堆肥は、このまま積んだ状態で微生物による熟成とコンテナ下部から侵入する虫による分解を待ち、一年後の講座受講者に出来栄えを見てもらうことになります。

2024年さっぽろまちづくりガーデニング講座第16回目-実習風景(昨年作成した落ち葉堆肥の様子)

昨年度の受講者の落ち葉堆肥はうまく出来上がっていました!

ご自宅でも落ち葉堆肥に挑戦してみたいという方もいて、講師に熱心に質問されている様子も見られました。ぜひ、今年の冬支度の参考にしてみてくださいね。