9月も半ばになり、朝晩の気温が下がってきました。
ともすれば日中も肌寒いくらいですね。
そんな季節らしく「きのこ展」を9月21日(水)・22日(木祝)の2日間開催します。

豊平公園での「きのこ展」は今年で21回目となりました。
札幌市内近郊で今の時期に見られるきのこ133種類を
名称と食毒を記載したラベルをつけて展示。
山のもの・野のもの・川原近くのものなど環境条件によっても生えるきのこは違うので
これらのきのこが同じ場所で見られる機会はそう多くありません。
20日に豊平公園のスタッフや他の公園のスタッフと共に採取・鑑別・展示を行いました。
意外と色とりどりのきのこがそろいましたよ。

生えているかのように展示しています。
赤・黄色・しろ・茶・青っぽいものまであります。真っ黒もあるんです。

今年はすごく珍しいと言うものはなく、あまり見られない、位はありましたが、
なんと言ってもびっくりなのは下の写真のコウタケ。
人の顔より大きいのです!比較している手の寸法で約16cmですから30cm弱はあるでしょうか。
以前に採取したものでも15cm位でしたからかなり大きい。

こんなに大きなものはめったにないようですので是非ご覧ください。
ちなみにコウタケは漢字で「香茸」と書き、香りがよく、食べられるきのこです。
ただし、コウタケは生食はできないそうです。

他にも↑上の写真は左がおいしいと言われるタマゴタケ、
右は中心が青いけれど食べられるアカハツモドキ。
といった食べられるきのこには緑のラベル、

↑上の左のタマシロオニタケのように有毒のものはピンク、
中央のシロヒメホウキタケのように適さないもの、不明のものには黄色のラベルで表示。
ちなみに右端の真っ黒なマメザヤタケは適していないので黄色です。
今日判断がつかなかったきのこがまだ少しあるのでもしかしたらもう少し増えるかもしれません。
そして、今回の展示でもどうなるか半分心配、半分楽しみなのがこちらの3個。

この写真左上の卵の状態から表面が割れて、中からゼリー状のものが出始め、
やがてその中からきのこ本体がでてくるのですが・・・
何のきのこなのかはでてみないとわからない、というものです。
左上のきのこ・真ん中のきのこにはペットボトルのふたがしてあり、
「マクキヌガサタケ?」のラベルがついています。
でてみたらスッポンタケということもあるかも?ということで「?」がついています。
いずれにしてもおそらく表面が割れて中かでてくると
悪臭がする、ということでふたをしてあります。
もともと地面に生えていたのでふたもできたのですが・・・
写真右端のは似ていますが、実はもうすでに表面がわれ、
ゼリー状の物質の中になんとなく白い塊が見えています。
ですので、ふたをしておきたいのですが、木の隙間に生えていて、
ふたになるものをかぶせることができないのです。
明日たぶん本体がでてくると思うのですが・・・出てこないとキノコの判別もつかないのですが・・・
臭かったらごめんなさい。
このきのこ展は2日間だけの開催となります。
また、21日(水)は9:30~12:00、13:00~16:00
22日(木祝)は9:30~12:00の時間帯だけ、
キノコの相談コーナーを設けます。
通常の緑の相談ではキノコに関してのご相談はお受けしていませんので、
この機会にぜひどうぞ。
食べる食べないだけではなく、菌類の多様さも楽しんでいただけたらと思います。
「きのこ展」は9月21日・22日の2日間となっております。
期間中は駐車場の混雑が予想されます。
地下鉄東豊線「豊平公園駅」下車出口1番より徒歩1分です。
公共交通機関、特に緑のセンターに非常に近くなった地下鉄をご利用ください。






