平成30年 さっぽろまちづくりガーデニング講座
【実習編】挿し木
7月21日土曜日 、ガーデニング講座第5回目となる「挿し木」の実習を百合が原公園で行いました。
今回の講師は、講義編で「植物の増やし方」を担当した百合が原公園の佐々木職員です。
今回挿し木で使う植物は、ラベンダーとイチイの2種類です。発根が早い「緑枝挿し」という、今年伸びた枝を使う方法で行いました。
まず、挿し木の利点や欠点、挿し穂の採り方などについて座学でおさらいしました。
そして、ラベンダーを採取しに「かおりの庭」へ。
ラベンダーが満開で、バラの赤と相まってとても華やかです!
挿し木で増やしたバラの苗木も見せてもらいました。
ラベンダーを採取後、倉庫に戻り挿し木に取り掛かります。
根を出すことにエネルギーをまわすため、もったいないですが、花や一部の葉を切ってしまいます。
挿した日、植物名を書いたラベルも忘れずに。後々の生育管理に役立ちます。
挿し木作業が終わったら、ラベンダーが倒れないようにジョウロで水をたっぷりかけて完成です。
午後からは、イチイの穂を採りに世界の百合広場へ。
イチイはユリ園を囲む生垣に使われています。
挿し木に使うのはこの緑の部分。
採取し終わったら、不要な葉を切ってから挿していきます。
作業後は、管理方法について教えてもらいました。
日差しを避けたり、風に当てないようにするなど、蒸散をおさえることがポイントです。
ラベンダーは少し特殊で、たくさん日に当てた方が発根しやすいとのこと。
去年の実習で挿し木したラベンダーの生育の様子も見せてもらいました。
同じ様に管理していても、ポット上げしなかった方は全然大きくなっていません。これは根が浅くしか張らないことと、挿し木の用土が無肥料だからだそう。底から根が見えたらすぐにポット上げしてあげると、写真左の苗のように花を咲かせてくれるそうです。
発根するまでにラベンダーは10日ほど、イチイは2~3ヵ月かかるそうですが、持ち帰った方はぜひ根気よく管理してみてくださいね。
挿し木の実習の後はコンテナ花壇と一年草花壇のメンテナンスを行いました。
一年草花壇は長雨で傷んでいるところも目立ちましたが、花柄や枯れた部分を取り除きキレイになりました!小さかったアスターが、2倍くらいに伸びて花が咲いてきましたよ。
入口ボーダー花壇前、緑のセンター前、世界の庭園入口に設置したコンテナはモリモリと咲いていました。
4月の植え込み後は隙間がありましたが、3か月経ってかなりボリュームアップしましたね!
とても蒸し暑いなか、実習とメンテナスお疲れ様でした!
次回は、大通公園で「ガーデニング リラの会」のみなさんと一緒に夏花壇のメンテナンスについて学びます。
今回実習でおじゃました百合が原公園の目玉のひとつ「ユリ」は、8月上旬ぐらいまで様々な種類が見られますので、ぜひ見にいらしてくださいね!


















