平成30年 さっぽろまちづくりガーデニング講座
【実習編】④「花木の剪定」
平成30年6月23日(土曜日)にさっぽろまちづくりガーデニング講座の第4回目となる「花木の剪定」実習を平岡樹芸センターで行いました。
講師は樹木医、1級造園技能師でもある鮫島職員が担当いたしました。
最初に、樹木の剪定のポイントや道具の使い方について説明を聞きました。
・どういう樹形にしたいか、どういうふうに花を咲かせたいか、5年~10年先の姿を想像しながら管理すること。
・適切な時期に適切な剪定を行うこと。
・道具は自分の手足となって働くものなので、安くてもいいので必ず自分の道具を持つこと。
木が大きくなりすぎて一度に強く剪定してしまったり、花が咲かなくなってしまったりすることがないよう、木のことをよく見て、生理作用を理解して剪定することが大切なのだなと思いました。
このほか、ハサミを入れる場所、ハサミの使い方など基本的な木の選定方法について説明を聞いてから、いよいよ現地での実習です!
剪定の実習はヨドガワツツジ、リュウキュウツツジの列植で行いました。ひとり1本ずつ担当します。
まずは花柄摘み。ツツジの種類によって花柄が違うことも発見。栄養を木に回すため、めしべまで摘み取ることが大事です。ハサミを使わず手で取る方が効率的でした。
午後からは剪定の実習です。どこをどう切ったらいいのか、最初は不安そうだった受講者のみなさんでしたが、「失敗しても大丈夫。どのような姿にしたか想像して、感性のままに切ればいい。」という先生の言葉を受けて、はじめはゆっくりですが徐々に作業を進めていきます。
木の切り口をきれいにすることや、風通しよく、下の葉まで日当たりがよくなるように心がけます。みなさん黙々と剪定していき、木もすっきりしたように見えます。
最後に、もう一度ポイントのおさらいとして、マユミの枝を使って自然な形に木を小さくする剪定の見本を見せてもらいました。
まるでマジックをみているよう!という声もあがるほど、あっと言う間に木が整いました。
先生のような剪定ができるようになるには、数をこなすのも大事。
また、今回切ったツツジがどんな姿になってるか夏ごろ見に来てみてください、と先生。どんな姿になっているか、元気に育ってくれているか楽しみですね。
先生からの資料には他の樹木の選定のポイントについても書かれていますので、ご家庭やボランティア先などで、今日教わったこと基本にぜひたくさん実践してみてくださいね。













