ガーデニング講座【実習編】⑩「雪囲い」
11月12日(土)、平成28年さっぽろまちづくりガーデニング講座の実習を行いました。
場所は平岡樹芸センター、講師は講義「花木類の管理」、実習「花木の剪定」を担当した公益財団法人札幌市公園緑化協会の鮫島宗俊職員がつとめました。樹木医かつ一級造園技能士である職人は札幌市内だけでなく北海道内においても他にいないかと思います。
テーマは「雪囲い」です。
今回も実習の補助として、樹木会のみなさんにお世話になりました。樹木会とは、さっぽろまちづくりガーデニング講座の前身であるさっぽろ緑花園芸学校の卒業生が立ち上げた団体で、週2回、平岡樹芸センターを中心に、剪定やみどり摘みなど樹木管理にまつわるボランティア活動を精力的に行っています。
前回の実習はあいにくの雪でしたが、実習最終回はすっきりと晴れわたり穏やかな天候のもとでおこなうことができました。
屋外で実習をおこなう前に、まずは雪囲いに欠かせない男結びについて教わりました。
ゆるんだりほどけたりせず縄のロスも少ない結び方を、実際に手を動かしながら覚えます。
最初は縄がこんがらかってわからなくなる方も少なくなかったのですが、屋外に出るころには、みなさんマスターしたようです。
屋外の実習は、6月の剪定実習と同じ場所です。
屋外に出て雪囲いをする前に、縄の扱い方を教わりました。
普段、縄を目にする機会は少なく、巻かれた状態のものをどうやって使うか、意外と知らないものです。
そして、実際にどこをどう巻くか、お手本を見せていただきました。
手際がいいのに、ゆっくりわかりやすく見せてくれます。
お手本をじっくり見た後は、受講者の皆さんも雪囲いに挑戦してみます。
受講者のみなさんはご自分で剪定したツツジの木を覚えていらっしゃるようです。
お目当ての木に向かって早速縄でしばります。


わからないところは、鮫島職員だけでなく樹木会のみなさんもサポートしてくれました。


続々とこなしていきます。最初に縄を持った時とは大違い、みなさんどんどん大胆になっていくようです。

初めて雪囲いをしたとは思えないくらいいい出来栄えだと思いませんか?
平岡樹芸センターが冬季閉園中なので実物をお見せできないのが残念でなりません。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものですね。
受講者のみなさんや講師の鮫島職員、樹木会のみなさんの笑顔が絶えない一日でした。
今年1月の講義編から始まった平成28年さっぽろまちづくりガーデニング講座は、無事に終了することができました。
受講者のみなさん、一年間お疲れさまでした!
受講者のみなさんがこの講座で学んだことを活かして、それぞれの地域や社会で活躍されることを楽しみにしています。
現在、平成29年さっぽろまちづくりガーデニング講座の受講者を募集しています。
締め切りは11月25日(金)必着です。
ガーデニングに興味のある方、花と緑あふれる美しいまちづくりのために、ガーデニングの基礎を一緒に学んでみませんか?







