ガーデニング講座【実習編】⑨「土づくり・堆肥づくり」
平成28年11月5日(土)、平成28年さっぽろまちづくりガーデニング講座の実習を行いました。
テーマは「土づくり・堆肥づくり」、講師は豊平公園管理事務所所長の山田岳志がつとめました。
百合が原公園で落ち葉をたくさん集めて堆肥づくりを学びました….と書きたいところですが、朝からあいにくの雪。
しっかり積もっているので、落葉を集めたくても集められません。
そこで、急きょ、前半は室内の座学、後半は屋外の実習で、半日だけの実習にしました。
冬の講義で学んだ内容だけでなく、秋に花壇を片づける理由や落ち葉についても勉強しました。
堆肥に使う材料として、いくつか種類があげられますが、中でも落ち葉は水分が少なく、栄養もほとんど残っていない出がらしのようなものなので、熟成がゆっくり進み、良い堆肥になるとのことです。
落ち葉の中でも堆肥に向いているものとそうでないものがあるようです。
イチョウやサクラ、針葉樹などは油分が多く、なかなか分解されないので堆肥づくりにはあまり向かないそうです。
室内での座学を終え、今度は堆肥を実際に見に行くことにしました。
しっかり防寒防水対策をして向かった先は、百合が原公園のバックヤードです。
普段は入ることのできないエリアなので、ちょっとドキドキします。
熟成中の堆肥の山に近づくと、落ち葉が乳酸発酵しているなんともいえないいい匂いがしてきます。
お天気が悪いので少しだけですが、くずかごを使った落ち葉堆肥づくりを体験してみました。
鉄製のくずかごに落ち葉を入れて踏みしめます。ある程度固まったら、また落ち葉を足して踏みしめます。
これをくずかごがいっぱいになるまで繰り返し、堆肥を仕込みました。
最後に熟成中の堆肥の山にみんなで登ってみました。
堆肥を掘り起こすと湯気が立っているのがわかるでしょうか。この雪の中でもしっかりあったかいのです。
微生物がしっかり働いている証拠です。
いつもの実習の半分の時間でしたが、実際に堆肥の仕込み、熟成中の堆肥、完成した堆肥をそれぞれ見ることができたのではないでしょうか。
最後に、6月の実習で挿し木したラベンダーの苗と対面しました。
ハウスの中で管理されて元気に根付いた苗たちは、時期が来たら百合が原公園内に植えられるそうです。
来年の楽しみがまた一つ増えました。
次回は、平成28年さっぽろまちづくりガーデニング講座【実習編】第10回「雪囲い」です。
いよいよ最終回です。今度はどうか晴れますように!!








