ガーデニング講座【実習編】⑥「夏花壇の管理」
8月27日(土)、平成28年さっぽろまちづくりガーデニング講座の実習をおこないました。
第6回のテーマは「夏花壇の管理」です。場所は大通公園西8丁目にある4面の花壇、講師はガーデニングリラの会大通班のみなさんです。
ガーデニングリラの会とは、「さっぽろまちづくりガーデニング講座」の前身である「さっぽろ緑花園芸学校」の修了生が中心となっている団体で、まちづくりガーデニング講座受講生の先輩にあたります。
昨年も「夏花壇の管理」と題し、ガーデニングリラの会のみなさんを迎えて実習をおこないました。
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| 北国の花壇 | ホップの小径 |
実習の舞台となった8丁目の花壇は、札幌市と「さっぽろまちづくりパートナー協定」を締結しているサッポロビール株式会社から、花苗やホップ、資材の提供をうけ、ガーデニングリラの会大通班が花壇のデザインや苗の植えこみ、手入れや補植、秋の片づけまで花壇管理を一貫しておこなっています。
南北に4面設置された花壇には、植栽が二種類あり、それぞれ「北国の花壇」「ホップの小径」と名付けられています。
「北国の花壇」は、ピンクやブルー、白など寒色系のグラデーションを用いて北国の冷涼でさわやかなイメージを、「ホップの小径」は、ホップをアーチに仕立て、黄緑や黄色、オレンジ、赤などの暖色を主に用い温かみのある北海道の牧歌的なイメージを、それぞれ表現しています。
そうした説明を受けてから、グループごとにわかれてさっそく花壇に入って手入れの方法を教わりました。
いろいろな種類の植物が植わっていますが、種類や状態に応じて切り戻しなどをおこないます。
ホップの小径には、ホップの球果がたわわに実っています。なかなか見る機会がないのでみんなで観察しています。
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しかし、こう見えてホップには細かい毛がたくさんついているので油断すると肌を傷めてしまいます。
見ているだけならいいのですが、手入れをするときは、軍手と腕カバーは必須です。
切り戻しや花がら摘みなどの手入れが終わると、空いたスペースに苗を補植しました。
空間や色のバランス、成長のしかたなどを考えて、どこにどの苗を補植するかみんなで相談して決めます。
苗を補植したら、プランツネームを設置しました。
植物の名前を記したものがプランツネームですが、いろいろな方が訪れる花壇なので、誰でも読みやすいように工夫されています。
黒地に黄色の文字ははっきり読みやすいように、世界共通である学名を併記しているのは外国の方にもわかるように、とのことです。
大通公園にお越しの際は、西8丁目にある花壇にもぜひ足を運んでください。
美しく優しい雰囲気の花壇が出迎えてくれることと思います。









