ガーデニング講座【実習編】④「花木の剪定」
6月25日(土)、平岡樹芸センター「みどりーむ」で平成28年さっぽろまちづくりガーデニング講座【実習編】がおこなわれました。
第4回のテーマは「花木の剪定」、講師は、冬に「花木類の管理」の講義をおこなった公益財団法人札幌市公園緑化協会の鮫島宗俊職員がつとめました。樹木医かつ一級造園技能士である職人は札幌市内だけでなく北海道内においても他にいないかと思います。
実習にあたって、鮫島職員のほか、樹木会のお二人が強力な助っ人として加わってくださいました。樹木会とは、さっぽろまちづくりガーデニング講座の前身であるさっぽろ緑花園芸学校の卒業生が立ち上げた団体で、週2回、平岡樹芸センターを中心に、剪定やみどり摘みなど樹木管理にまつわるボランティア活動を精力的に行っています。
さて、通常、実習は屋外でおこないますが、この日はあいにくの雨。
雨の様子を見ながら、講義室の中で剪定の考え方や道具の扱い方、使い方などを教わりました。
雨は降っていても、せっかくなので実際に木に触れてみたいということで、少しだけ屋外での実習をおこないました。
もちろん雨具の準備は万端です。
今回剪定をするのはツツジです。
花がら摘みと剪定をおこなう場所を見渡しながら、説明をうけました。
葉をたくさんつけた木の下に入ると雨粒に当たることはほとんどありませんでした。
花がらをつんだり、余分な枝を切ったり…、ツツジを一人一本「自分の木」として担当したので、みなさん雨のことなど忘れてしまうくらい作業に集中していました。
ですが、雨がやむ気配はなく、午後は講義室での座学に切り替えて、樹種に応じた剪定時期や方法、道具の手入れなどについて教わりました。
あいにくのお天気のため、外での実習はほんの少しになってしまいましたが、ツツジを一人一本は手入れすることができました。これからツツジがどう変化していくのか、来年どんな花を咲かせてくれるのか、楽しみが一つ増えたようです。





