ガーデニング講座【実習編】④花木の剪定
6月20日(土)、さっぽろまちづくりガーデニング講座【実習編】が行われました。
第4回のテーマは「花木の剪定」、場所は平岡樹芸センター、内容はツツジの花後剪定です。
今回の講師は樹芸センターや中島公園などで樹木の管理をしている鮫島宗俊職員です。
冬の【講義編】「花木類の管理」も担当していました。
すぐにでもハサミを持って実習現場に出たいところですが、その前に室内で説明を少し受けました。
何のために剪定をするのか、剪定とはどういうものか、いつどのように剪定をすればいいのか、一言一言が受講者の皆さんを惹きつけます。
説明を受けたらいよいよ実習現場へ。
現場に出たら初めての方にもわかりやすくお手本を示してくれます。
何事も基礎が大事、ハサミの持ち方や切り方も学びます。どうやって持つと疲れないか、どの向きで切ると枝をきれいに切ることができるのか。
そしていよいよ受講者の皆さんも実際に枝を切ってみます。一本の木を最初から最後まで一人で仕上げます。
最初はおそるおそるおっかなびっくり切る方もいらっしゃいますが、大丈夫。
鮫島職員の他に3名の強力な助っ人が来てくださいました。
さっぽろまちづくりガーデニング講座の前身であるさっぽろ緑花園芸学校の卒業生が立ち上げたボランティア団体、「樹木会」のメンバーです。
樹木会の皆さんは、週2回、平岡樹芸センターや中島公園、平岡公園で、剪定や緑摘みなど樹木にまつわるボランティア活動を精力的に行っています。
受講者の皆さまも講座修了後には、きっとそれぞれボランティアとして活躍の場を広げていくことでしょう。
どの枝を切ったらいいか。迷った時には樹木会の方から的確なアドバイスをもらいつつハサミを入れていきます。
剪定は繊細に、かつ大胆に。作業が進むごとにハサミの小気味よい音が響きます。
ツツジの木一本一本に個々のセンスと個性が表れます。
枝を切ったら花がらをつむことも忘れずに。
左は作業中。右は作業後。
全体にすっきりしてそれぞれの樹形が活かされています。
剪定が終わったらあちこちに切った枝がちらばっています。切った枝を集めたり、後片付けも実習の一つです。
皆さんで片付けるとあっという間でした。
受講者のみなさん、鮫島さん、樹木会の皆さん、お疲れさまでした。
「剪定は人の都合でするのではなく、木のことを考えてするものだ」
そんな鮫島職員の言葉がずっと印象に残った今回の実習でした。
青い空がどこまでも広がる土曜日の午後でした。











